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【備忘】Amazon Redshiftの概要

Last updated at Posted at 2024-05-07

はじめに

~AWS学習アウトプット第5弾~

AWS未経験者の私が学習したことをアウトプットし、将来的にはSAA合格を目指します。

今回は、Amazon Redshift の基本的な内容をまとめます。

目次

・Amazon Redshiftとは
・Redshiftの構成
・他AWSのデータベースとの違い
・クロスリージョンスナップショット
・Redshift Spectrum
・おわりに
・参考

Amazon Redshiftとは

Amazon Redshift は、 クラウド内でのフルマネージド型、ペタバイト規模のデータウェアハウスサービスです。Amazon Redshift Serverless を使用すると、プロビジョニングされたデータウェアハウスをすべて設定しなくても、データにアクセスして分析することができます。リソースは自動的にプロビジョニングされて、データウェアハウス容量はインテリジェントにスケーリングされ、要求が厳しく、予測不可能なワークロードであっても高速なパフォーマンスを実現します。データウェアハウスがアイドル状態のときには課金されず、使用した分のみ支払います。
:AWS公式サイトから引用

・Amazon Redshiftは、データウェアハウスのサービス
大量データの集計・分析に強い
列指向データベース
SQL を使用

image.png

Redshiftの構成

クラスター

クラスターは、1 つまたは複数のコンピューティングノードで構成されます。 クラスターが 2 つ以上のコンピューティングノードでプロビジョニングされている場合、追加のリーダーノードがコンピューティングノードを調整して、外部の通信を処理します。クライアントアプリケーションはリーダーノードとのみ直接通信します。
:AWS公式サイトから引用

・クラスターはノードの集まりのこと

ノード

・ノードはコンピューティングリソースの集まりのこと

リーダーノード

リーダーノードは、クライアントプログラムおよびコンピューティングノードとのすべての通信を管理します。リーダーノードは、データベース操作を遂行するための実行計画、特に複雑なクエリの結果を取得するために必要な一連の手順を解析および作成します。リーダーノードは、実行計画に基づいて、コードをコンパイルし、コンパイル済みのコードをコンピューティングノードに配布してから、データの一部分を各コンピューティングノードに割り当てます。
:AWS公式サイトから引用

コンピューティングノード

リーダーノードは、実行計画の個別要素のコードをコンパイルし、コードを個々のコンピューティングノードに割り当てます。コンピューティングノードは、コンパイル済みのコードを実行し、最終的な集計のために中間結果をリーダーノードに返送します。
:AWS公式サイトから引用

ノードスライス

コンピューティングノードはスライスに分割されています。 各スライスは、ノードのメモリとディスク容量の一部を割り当てられ、ノードに割り当てられたワークロードの一部分を処理します。リーダーノードは、スライスへのデータの分散を管理し、クエリまたは他のデータベース操作のワークロードをスライスに分配します。 スライスは、並列処理を行って操作を完了します。
:AWS公式サイトから引用

image.png

リーダーノードが処理を受け、コンピューティングノードに処理を依頼する
コンピューティングノードは処理を実行し、結果をリーダーノードに返す

データベース

クラスターは、1 つ以上のデータベースで構成されます。ユーザーデータはコンピューティングノードに格納されます。 SQL クライアントはリーダーノードと通信し、リーダーノードはクエリの実行をコンピューティングノードと調整します。
:AWS公式サイトから引用

ユーザーデータはコンピューティングノードに格納される

内部ネットワーク

Amazon Redshift は、高帯域幅接続、近接性、およびカスタム通信プロトコルを活用することで、リーダーノードとコンピューティングノードの間に、プライベートかつ非常に高速なネットワーク通信を実現します。コンピューティングノードは、クライアントアプリケーションが直接アクセスすることのない別の独立したネットワークで動作します。
:AWS公式サイトから引用

Redshift マネージドストレージ

データウェアハウスのデータは、Redshift マネージドストレージ (RMS) に保存されます。RMS では、Amazon S3 ストレージを使用してストレージをペタバイト規模にスケーリングできます。RMS では、コンピューティングとストレージを個別にスケールして料金を支払うことができるため、コンピューティングのニーズのみに基づいてクラスターのサイズを設定できます。
:AWS公式サイトから引用

他AWSのデータベースとの違い

Redshiftのキーワード

・フルマネージド型
・大量データを高速に扱うことのできるデータウェアハウス
・分析用途に利用できる
・列指向データベースのためクエリ速度の最適化とストレージコストの削減が可能
・SQLを使用する
・AZサービス

他データベースのキーワード

①Amazon RDS

・リレーショナルデータベース
・自動スナップショット
・異なるAZ上にスタンバイ用のクラスターが構築できる
・SQLを使用する
・AZサービス(VPC内に配置)
・VPC内に配置することでセキュリティグループでアクセス制御が可能

②Amazon DynamoDB

・NoSQL
・容量無制限
・リージョンサービス
・IAMでアクセス制御が可能

③Amazon ElasticCache

・フルマネージド型
・インメモリデータベース
・非常に高速なデータアクセスが可能
・AZサービス(VPC内に配置)
・VPC内に配置することでセキュリティグループでアクセス制御が可能

クロスリージョンスナップショット

Amazon Redshift は、データの自動的な増分スナップショットを定期的に取得し、Amazon S3 に保存します。 さらに、いつでも好きなときにデータの手動スナップショットを取得することもできます。(中略)クラスターのスナップショットを別の AWS リージョンにコピーするように Amazon Redshift を設定できます。 クロスリージョンスナップショットのコピーを設定するには、各クラスターでこのコピー機能を有効にし、スナップショットをコピーする場所と、コピーされた自動または手動のスナップショットをコピー先 AWS リージョンに保持する期間を設定する必要があります。クロスリージョンコピーがクラスターで有効になると、すべての新しい手動および自動スナップショットが、指定された AWS リージョンにコピーされます。
:AWS公式サイトから引用

・Amazon Redshiftはスナップショットによりバックアップを行える
・スナップショットは異なるリージョンへ保存することもでき、「クロスリージョンスナップショット」 という
スナップショットからRedshiftクラスターの再構築が可能

Redshift Spectrum

Amazon Redshift Spectrum を使用すると、効率的にクエリを実行し、Amazon Redshift テーブルにデータをロードすることなく、Amazon S3 のファイルから構造化および半構造化されたデータを取得できます。Redshift Spectrum クエリでは超並列処理を採用しており、大きなデータセットに対する処理が非常に高速で実行されます。処理の多くは Redshift Spectrum レイヤーで生じ、データの大部分が Amazon S3 に保持されます。複数のクラスターが Amazon S3 で同じデータセットを同時にクエリできます。クラスターごとにデータをコピーする必要はありません。
:AWS公式サイトから引用

・Redshift SpectrumはS3上のデータを効率的に参照するための仕組み
S3上のデータを外部テーブルとして参照する
・Redshift SpectrumでアクセスするS3バケットとRedshiftクラスターは同一リージョン
・利用頻度の低いデータをS3上に保持しておくことによりRedshiftのディスクスペースを節約できる

おわりに

今回は、Redshiftについて整理しました。
他のデータベースと比較し、最適な運用を選択する問題は多く出題されるため、違いを把握することが必要となります。
AWS学習アウトプットは今後も続けますので、また機会がありましたらご覧ください。

参考


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