WebMAPで作る地震ハザード・建物被害推定デモ(r004)
はじめに
地震時の揺れの広がりと、建物被害の概算を地図上で確認できる WebGISデモ を作成しました。
本記事では、OpenLayersを使った「WebMAPで作る地震ハザード・建物被害推定シミュレーション r004」の概要を手短に紹介します。
このデモは、行政・防災・GIS分野向けの説明用プロトタイプであり、正式な被害想定や避難判断に使うものではありません。
「こんな物作ったら、使えるんじゃね?」の感覚です。
作成したもの
弊社のWebMAPで作る地震ハザード・建物被害推定シミュレーション r004でデモサイトを実行中です。ソース整理後にgitへアップロードします。
- OpenLayersによる地理院タイル地図表示
- 震源位置を中心にした解析メッシュ生成
- PGA1、震度相当値、建物被害棟数の簡易推定
- メッシュクリックによる詳細ポップアップ表示
- 解析結果のCSV / GeoJSON出力
- AI診断コメント風の結果サマリー表示
- r004ではヘッダー色と作成者表示を統一
画面構成
画面は以下のような構成です。
- 上部:タイトル、作成者、問い合わせ先
- 左側:震源条件、解析範囲、表示レイヤー設定
- 中央:OpenLayers地図と震度メッシュ
- 右側:結果サマリー、AI診断コメント、グラフ
地図上のメッシュをクリックすると、その地点の震度相当、PGA、推定建物数、被害棟数を確認できます。
実行方法
ZIPを展開し、フォルダ内で以下を実行します。
今後gitに公開する予定です。少々お待ちください。
start_server.bat
または、Pythonの簡易HTTPサーバーで起動します。
python -m http.server 8000
ブラウザで以下を開きます。
http://localhost:8000/
簡易モデルの考え方
今回のプロトタイプでは、説明用に以下のような簡易計算を行っています。
- 震源位置とメッシュ中心の距離を計算
- マグニチュード、震源深さ、地盤増幅係数からPGAを概算
- PGA1から震度相当値へ変換
- 建物種別ごとの簡易被害関数で被害棟数を推定
建物種別は、木造旧耐震、木造新耐震、RC造、S造を想定しています。
デモとして使いやすい点
このデモでは、震源位置や解析範囲を変更しながら、揺れと被害の広がりを直感的に説明できます。
特に以下のような用途に向いています。
- 防災GISデモ
- 地震被害想定システムの画面イメージ説明
- 建物台帳や地域メッシュ連携の事前検討
- 行政・自治体向け提案資料のプロトタイプ
注意事項
注意事項
本デモは学習・説明用の簡易モデルです。
公式な地震被害想定、耐震診断、避難判断、行政判断には使用しないでください。
今後の拡張案
今後は、以下のような拡張が考えられます。
- J-SHISなどの公開ハザードデータとの連携
- 行政区域・地域メッシュ単位の集計
- 建物インベントリCSVの読み込み
- 構造・年代別の被害関数の設定ファイル化
- レポート用HTML / PDF出力
- AI防災GISデモサイトへの統合
まとめ
OpenLayersを使うことで、地震ハザードと建物被害の概算結果を、Webブラウザ上でわかりやすく可視化できました。 leadfletを使ってもOKです。
現段階では簡易モデルですが、建物台帳、行政区域、公開ハザードデータと組み合わせることで、防災GISシステムのプロトタイプとして発展させることができます。
地震被害推定範囲、建物被害などはバックエンドでAPIで作成すればより汎用性の高い物になると考えています。
そして、AIの使いどころとしては、予めいろいろな地震のパターンで計算して被害想定を行い、学習すること被害想定のシミュレーションを素早く表示する事ができると考えています。Mesaを使って避難誘導のシミュレーションもできるのではと考えています。
仕事になればいいけどね。。。
