FiveM運営を半年ぶりに手伝った記録
はじめに
FiveMの運営を半年ぶりに手伝いました。
まず言っておきますが、FiveMの運営はマジで大変です。
「ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちでは、なかなか続きません。
この記事では、私が体験したFiveM運営の現場と、そこでの学びを記録します。
同じように運営に携わる方々の参考になれば幸いです。
FiveM運営でやったこと
1. サーバー環境のメンテナンス
FiveMのサーバーは以下のような構成で動いていました:
- OS: Ubuntu 20.04
- データベース: MySQL (phpMyAdminを使用)
- 使用フレームワーク: QBCore
FiveM運営を半年ぶりに手伝った記録
はじめに
FiveMの運営を半年ぶりに手伝いました。
正直、FiveMの運営は大変です。
設定やスクリプトの競合、そしてプレイヤーからの期待に応える責任があります。
今回は3日間の間に発生した問題、そしてその解決方法について記録します。
この記事を読んでいる方々に少しでも役立つ情報となれば幸いです。
サーバー環境のメンテナンス
sudo apt update && sudo apt upgrade
FiveMの最新バージョンをダウンロードして適用
wget https://runtime.fivem.net/artifacts/fivem/build_proot_linux/master/xxxx-xx-xx/fx.tar.xz
tar -xvf fx.tar.xz -C /path/to/server
サーバー自体は既にベースが構築済みだったため、この作業はスキップしました。
しかし、問題は次々に発生しました。
qb-inventoryでの問題発生
ストレージスタッシュが使えない状態になっており、調査の結果以下の原因が判明。
カスタムフレーム版qb-inventoryが使用されていたことによる、以下の違い:
- トリガーの命名規則が異なり、標準スクリプトが動作しない。
- SQL構造の違いによるデータの呼び出し失敗。
解決策として、ox_inventoryを導入。しかし、次の問題が発生。
ox_inventory導入後に発生した問題
ストアが開けない原因を調査したところ、競合するスクリプトの存在が判明。
解決方法:
1.不要な古いスクリプトを無効化し、ox_inventoryを動作させる。
2. ox_inventoryの設定を以下のように調整:
更なる問題:無線やアイテムが使えない
qb-inventoryで動作していたアイテムが全て無効化。
-- 修正方法
['radio'] = {
label = 'Radio',
weight = 1000,
stack = false,
allowArmed = true,
client = {
event = 'qb-radio:use'
}
},
['handcuffs'] = {
label = 'Handcuffs',
weight = 500,
stack = false,
allowArmed = true,
close = true,
client = {
event = 'police:client:CuffPlayer'
}
},
-- wasabiEMSアイテム修正
['medikit'] = {
label = 'Medikit',
weight = 165,
stack = true,
close = true,
client = {
event = 'wasabi_ambulance:revivePlayer'
}
},
['defib'] = {
label = 'Defibrillator',
weight = 225,
stack = false,
close = true,
client = {
event = 'wasabi_ambulance:useDefib'
}
}
-- これらを修正し、無線や救急アイテムの動作を回復させました。
jim-mechanicなどが動作しない問題
qb-coreのサポート終了とバージョン非対応が原因。
解決策
過去に運営していた身内サーバーからqb-coreを移植。
対応バージョンに合わせてスクリプトを修正することで解決。
注意
qb-coreやox_inventoryの対応バージョンはしっかり調べましょう(´・ω・`)
僕みたいに地獄を見ます
3日間の間に起きたこと
・初日はサーバーの動作確認と環境の復旧作業。
・2日目はox_inventoryの導入と問題解決に奔走。
・3日目は残ったアイテムやスクリプトの修正を実施。
プレイヤーからの感謝や協力の声に支えられました。
また、多くの問題を乗り越えられたのは、運営チームの協力があったからです。