Microsoft Excel でセルに異体字などを入力したときに、游ゴシック (本文のフォント) 以外のフォントが選択され、記号などが表示された経験はありませんか?
この記事では現象の根本原因に対処することはできませんが、この不具合についてまとめてみました。
Microsoftは個人からのフィードバックによって不具合の修正に重み付けをしているため、本事象でお困りでしたら、下記サイトから投票をお願いします。
https://feedbackportal.microsoft.com/feedback/idea/5fd3bf73-281c-f111-9730-0022485314bc
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再現例
これは、Microsoft Excel でセルにUnicodeの「私用領域(Private Use Area, PUA)」U+E000~U+F8FFの文字を入力したときに、游ゴシック (本文のフォント) 以外のフォントが選択されるという不具合です。
| 文字 | 文字コード | 選択されたフォント |
|---|---|---|
| | U+F040 | Wingdings |
| | U+F100 | Microsoft JhengHei |
| | U+F8F5 | Microsoft YaHei |
| | U+F8F7 | Malgun Gothic |
| | U+E76C | SimSun |
例えば、上記のリストから文字コード「U+F040」の文字をコピーして、ExcelのセルをF2キーを押してから貼り付けてください。
| 期待した動作 | 実際の挙動 |
|---|---|
![]() |
![]() |
すると、おそらく左手でペンを握り書いているような絵文字が表示されるはずです。
回避方法1: そもそも「私用領域(Private Use Area, PUA)」U+E000~U+F8FFの文字を使用しない
「IPAmj明朝フォント」を導入することにより、標準で利用できる漢字よりも多くの漢字を表示できるようになります。
IVS に対応したアプリケーションであれば利用することができます。
Excel は対応してから10年以上経過しています。
変換で利用したい場合は、IME の設定を変更する必要があります。
「変換候補の一覧に含める文字セットを選択する」から「すべて」を選択してください。

文字の検索は、下記のシステムからも可能です。
回避方法2: フォントを再度設定する
フォントが思い通りになっていなかった場合に、多くの人が思いつくであろう基本操作です。
| フォントを選択しなおす | 言わずもがなの結果 |
|---|---|
![]() |
![]() |
回避方法3: IMEパッドを使用する
現実的ではありませんが、文字コードが分かっている場合は IME パッドから入力すると回避できます。

不具合に対しての Microsoft の対応
サポートに確認したところ、不具合として認識はされているものの、意見が上がってこないため修正の優先度がかなり低いようです。
サポート窓口からは優先度について申し送りできないようで、フィードバックが重要になるようです。



