XAMMPを使っていてたまにぶつかる問題とその解決方法を自分用にまとめた備忘録です。
XAMMP+Laravel+VSCodeの環境で起きたことなので、XAMMP単品ではないTipsも記載しています。
複数バージョンのXAMMPとそれぞれのバージョンに対応した複数のLaravelプロジェクトを抱えてる状況にいたので、そのとき困ったこととか役に立ったこととかのまとめです。
XAMMPを複数バージョン同時にインストールする
こちらのサイトに記載の手順でできます。
- xampp公式サイトから、目的のPHPバージョンを探してポータブル版のZIPをダウンロードする
- ローカルにある別バージョンのXAMPPと名前が被らないようにXAMPPを入れるディレクトリを作成する
C:\xampp8_0_13 //ローカルに元からあるバージョンのXAMMPディレクトリ
C:\xampp8_2_4 //今回追加でインストールする別バージョン用のXAMMPディレクトリ
3. ポータブル版ZIPを作成したディレクトリに解凍する
4. 以下のファイル内に記述されているディレクトリ名を、今回作成したディレクトリ名に書き換える
C:\xampp8_2_4\MercuryMail\MERCURY.INI
C:\xampp8_2_4\mysql\bin\my.ini
C:\xampp8_2_4\mysql\data\my.ini
C:\xampp8_2_4\php\php.ini
C:\xampp8_2_4\apache\conf\httpd.conf
C:\xampp8_2_4\apache\conf\extra\httpd-xampp.conf
C:\xampp8_2_4\apache\conf\extra\httpd-ssl.conf
C:\xampp8_2_4\apache\conf\extra\httpd-multilang-errordoc.conf
C:\xampp8_2_4\apache\conf\extra\httpd-manual.conf
C:\xampp8_2_4\apache\conf\extra\httpd-dav.conf
C:\xampp8_2_4\apache\conf\extra\httpd-autoindex.conf
C:\xampp8_2_4\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf
注意
書き換え作業を行う対象のXAMMPディレクトリを間違えないようによくよく確認しましょう。
間違えてもう一方のバージョンのディレクトリの方で書き換え作業をすると、当然そっちのバージョンのXAMMP環境やDBがぶっ壊れます(一敗)
5. 最後にディレクトリ直下の以下ファイルから、コントロールパネルを起動できることを確認して完了。
ショートカットでも作成しておくと便利でしょう。
xampp-control.exe
PHP(XAMMP)バージョン別にlaravelプロジェクトを起動する
XAMMPを複数バージョンインストールしており、それぞれに別のLaravelプロジェクトを抱えている状況でのプロジェクト起動手順です。
久々に切り替えようとするとあれ?ってなりがちです。
1. 任意のバージョンのXAMPPコントロールパネルを起動する
2. コントロールパネルからシェルを起動して、該当Laravelプロジェクトのあるディレクトリへ移動する
3. artisanコマンドからプロジェクト起動する
php artisan serve
Laravelで使用するPHP(XAMMP)バージョンを変更する
こちらのサイトに記載の通りです。
XAMPP PHPのバージョン切り替え方法
VSCodeで使用するPHP(XAMMP)バージョンを変更する
1. VSCodeで設定画面を開く
ファイル > ユーザー設定 > 設定
2. ワークスペース単位の設定にしたいので、「ワークスペース」タブを選択する
検索欄に「php.validate.executablePath」を入力し、setting.json を開く
3. 以下記述箇所を認識させたいPHPバージョンのXAMMPパスに書き換える
"php.validate.executablePath": "C:\\xampp8_2_4\\php\\php.exe"
4. VSCodeを再起動する