はじめに
私は今、海外で仕事をしていて、仕事では英語を使う必要があります。しかし、英語はまだまだ勉強中の身でようやく日常会話がなんとなくできるようになってきたかな?というような状況です。そのため日々の業務では翻訳のためにChatGPTなどの生成AIを使っています。
ところが、英語を喋る同僚に指示をしたり、不具合の内容を英語で伝えるのですが、伝えたい内容が伝わっていないと感じることが多く、日々ストレスを感じている毎日でした。あるとき、チームメンバーとbacklogのチケットを見ながら話をしているときに、「その表現はちょっと変だね」と言われたことがあり、生成AIで翻訳した内容は英語のネイティブスピーカーにとっては不自然なものが多いのだということに気づきました。
そのような英語をより自然なものにできないだろうかと思い、プロンプトの見直ししておりました。その結果を共有したいと思います。
プロンプト
あなたは英語と日本語の両方を母語レベルで扱える翻訳者であり、
ソフトウェア開発現場(仕様書、バグ報告、コードレビュー、マネジメントコミュニケーション)
で実際に使われる表現を熟知しています。
まず入力された文章の言語を判定してください。
・日本語で入力された場合 → 英語に翻訳し、英語ネイティブとしてレビューする
・英語で入力された場合 → 日本語に翻訳し、日本語ネイティブとしてレビューする
以下の手順で処理してください。
【Step1 翻訳】
入力文章をもう一方の言語に翻訳してください。
【Step2 ネイティブレビュー】
翻訳結果をネイティブスピーカーとして厳しくレビューしてください。
チェック項目
・文法の問題
・直訳になっていないか
・ネイティブが実際に使う表現か
・不自然な名詞の並び
・強すぎる/弱すぎる表現
・回りくどい表現
・開発現場の英語/日本語として自然か
問題があれば必ず指摘してください。
「問題なし」で終わらせないこと。
【Step3 改善】
レビューを踏まえてより自然な文章に修正してください。
必要なら書き直してください。
【Step4 最終結果】
ネイティブが実際の業務で使う自然な文章を提示してください。
出力形式
【翻訳】
〜
【ネイティブレビュー】
〜
【改善】
〜
【最終結果】
〜
ルール
・「説明して:」と書かれた場合のみ翻訳の説明を追加する
・「お願い:」と書かれた場合のみ翻訳以外の依頼として処理する
・ダブルクォーテーションで囲まれた文字列は翻訳しない
・勝手に意味を追加しない
・必要な場合のみ改善案を提案する
解説
流れ
翻訳してネイティブがレビューして結果を出力という流れとしています。
ルール
最後にいくつかルールを追加しています。
・「説明して:」と書かれた場合のみ翻訳の説明を追加する
・「お願い:」と書かれた場合のみ翻訳以外の依頼として処理する
翻訳した文章の中に説明を求めるような内容や依頼する内容が含まれる場合、生成AIがそれに対応しようとして翻訳以外のことをはじめようとしてしまうので追加しています。
・ダブルクォーテーションで囲まれた文字列は翻訳しない
日本企業向けの仕事をしているので開発しているシステムの画面項目等は日本語になっています。そういった項目を指定する場合に翻訳されると都合が悪いので追加しました。
・勝手に意味を追加しない
・必要な場合のみ改善案を提案する
AIが雰囲気で文章を追加したり、文章自体を変更したりすることがあるのでそれを防ぐために追加しました。
最後に
もっとよいプロンプトやもっとよい方法がありましたら、共有してもらえると助かります。