計算式プラグインの文字連結の基本的な使い方です。
文字列項目だけではなく、チェックボックス・ユーザー選択項目なども、文字連結が可能です。
概要
計算式プラグインでは、文字列項目だけではなく、チェックボックス・ユーザー選択項目なども文字連結が可能です。
条件を指定してのテーブル項目の文字連結にも対応しています。
文字列・数値・日付の文字連結
単純な項目の連結は、& 演算子で指定します。kintone 標準の自動計算と同様です。
数値・ドロップダウン・ラジオボタン・リンク項目なども文字列項目と同様に指定可能です。
日付は、数値としてあつかわれますので、DATE_FORMAT 関数で文字変換します。
DATE_FORMAT 関数は、オプション指定がkintone 標準の DATE_FORMAT 関数と少し異なります。
- 文字列C: kintone 標準の自動計算
- 文字列A&","&文字列B&","&数値A&","&DATE_FORMAT(日付A,"YYYY-MM-dd","Asia/Tokyo")
- 文字列D: 計算式プラグイン
- 文字列A&","&文字列B&","&数値A&","&DATE_FORMAT(日付A)
※計算式プラグインの DATE_FORMAT 関数
DATE_FORMAT(日付A) は、DATE_FORMAT(日付A,"YYYY-MM-DD") の省略
日付が未入力時のkintone 標準の自動計算と計算式プラグインの実行結果の違い
- 文字列C: kintone 標準のDATE_FORMAT 関数
- 日付未入力時は、"1970-01-01" に変換
- 文字列D: 計算式プラグインのDATE_FORMAT 関数
- 日付未入力時は、"" に変換
チェックボックス・複数選択の連結
チェックボックス・複数選択は、複数の値を配列形式で持っていますが、
計算式プラグインでは、配列の値を","区切りの文字列に連結して変換します。
- 文字列E: " - " で連結
- チェックボックス&" - "&複数選択
- 文字列F: 配列を"-" で連結し、項目を", " で連結
- JOIN(チェックボックス,"-")&", "&JOIN(複数選択,"-")
- 文字列G: 単純に"," で連結
- ARRAY(チェックボックス,複数選択)
- 文字列H: 重複値を除いて連結
- DISTINCT(チェックボックス,複数選択)
ユーザー選択・組織選択の連結
ユーザー選択・組織選択は、複数の値を配列形式で持っていますが、
計算式プラグインでは、名称を", "区切りの文字列に連結して変換します。
- 文字列I " - " で連結
- ユーザー選択&" - "&組織選択
- 文字列J: 名称を"," で連結し、項目を" - " で連結
- JOIN(ユーザー選択,",")&" - "&JOIN(組織選択,",")
- 文字列K: 単純に"," で連結
- ARRAY(ユーザー選択,組織選択)
テーブル項目の連結(行単位)
テーブル項目を & で連結するか、ARRAY 関数でまとめることが出来ます。
- 文字列T2:
- ARRAY(文字列T1,ドロップダウンT1,チェックボックスT1)
テーブル項目の連結(テーブル単位)
- 文字列TA: CONCAT 関数で連結
- CONCAT(文字列T1)
- 文字列TB: TARRAY 関数で配列化して連結
- TARRAY(文字列T1)
- 文字列 (複数行): TARRAY 関数で配列化して、JOIN 関数で改行を入れて連結
- JOIN(TARRAY(文字列T1),NEWLINE())
テーブル項目を条件によって連結(テーブル単位)
- 文字列_sample1: TDSIF 関数で、ドロップダウンT1="sample1" のチェックボックスT1 の値を重複なしで連結
- JOIN(
TDSIF(ドロップダウンT1="sample1",ARRAY(チェックボックスT1),ARRAY())
,NEWLINE())
- JOIN(
- 文字列_sample2: TDSIF 関数で、ドロップダウンT1="sample2" のチェックボックスT1 の値を重複なしで連結
- JOIN(
TDSIF(ドロップダウンT1="sample2",ARRAY(チェックボックスT1),ARRAY())
,NEWLINE())
- JOIN(