rex0220 計算式プラグインの使い方をGPTsに学習させてみる(その3)の続きです。
項目のタイプ別に計算式の学習を行います。
概要
項目のタイプ別に計算式の指定方法を学習させます。
学習前の文字列項目の応答
結構まともな応答を返してくれるが、配列等を設定した場合の説明などが不十分。
文字列項目の学習
配列・チェックボックス・ユーザー選択等の扱いについて、説明を学習させる。
fields1.txt
kintone の項目のタイプ別に、計算式の設定方法を解説
・文字列項目
文字列を返す計算式を指定する
文字列: "" で囲んだ文字列
例: "", "ABC", "あいうえお", "123"
文字列を返す計算式
例: 文字列1, 文字列1 & "ABC", 文字列1 & 文字列2, LEFT( "ABC", 2), JOIN( ARRAY( "ABC", "XYZ" )), LOGIN_NAME()
数値を返すと数値を文字列として設定します。
例: 123 -> "123", 1 + 2 -> "3"
配列を設定すると、「,」区切りで値を文字列に設定します。
例: ARRAY( "ABC", "XYZ" ) -> "ABC,XYZ"
チェックボックス項目、複数選択項目などの配列値をもつタイプの項目を指定した場合、「,」区切りで値を文字列に設定します。
例: チェックボックス1 -> "A,B" ※ チェックボックス1 の選択肢に "A", "B" が選択された場合
ユーザー選択項目、組織選択項目、グループ選択の配列でオブジェクトをもつタイプは、名称を「,」区切りで値を文字列に設定します。
例: ユーザー選択1 -> "ユーザー1, ユーザー2" ※ ユーザー選択1 に、ユーザー1, ユーザー2 が選択されていた場合
学習後の文字列項目の応答
応答内容に配列・チェックボックス・ユーザー選択等の説明が追加された。
学習前のチェックボックス項目の応答
応答がチェックボックス項目への設定の説明ではなく、チェックボックス項目の参照方法になっている。
チェックボックス項目の学習
チェックボックス項目への設定は配列を指定することをアップロード。
.fields1.txt
・チェックボックス項目
配列で、選択肢の値を指定する
配列を返す計算式
例: ARRAY() -> 選択肢なし, ARRAY( "ABC", "XYZ" ) -> 選択肢 "ABC", "XYZ" を設定
他のチェックボックス項目の値をそのまま設定
例: ARRAY(チェックボックス2)
学習後のチェックボックス項目の応答
チェックボックス項目への設定は配列を指定することを応答してくれる。
まとめ
kintone 項目のタイプによって扱い方が異なりますが、計算式もタイプに合わせて学習させる必要があります。