rex0220 計算式プラグインの使い方をGPTsに学習させてみる(その6)の続きです。
誤った計算式の訂正学習を試してみます。
概要
「前月の10日を算出する例は?」の問いに、学習前は誤った計算式を応答
※前月ではなく、当月の10日を計算した
質問と答えをそのまま学習させて試してみた。
学習内容
下記をDATE_ADD関数の説明に追加。
誤った応答がある場合は、質問と答えをそのまま記述したほうがいいと思われる。
前月の10日を算出する例;書式の日にちに"10"を指定
DATE_ADD(日付, -1, "month", "YYYY-MM-10")
・DATE_ADD関数について
DATE_ADD:日付加算
DATE_ADD(項目|"TODAY", num, type [,format])
"TODAY": 当日日時
num: 数値
type:"year", "month", "week", "day", "hour", "minute", "second"
format: ["YYYY-MM-DD"]
ex:
DATE_ADD(日付, 1, "month")
DATE_ADD(日付, -1, "month", "YYYY-MM-01") ※前月1日
DATE_ADD(日付, -1, "month", "YYYY-MM-10") ※前月10日
DATE_ENDOF(DATE_ADD(日付,1,"month"), "month") ※来月末日
前月の10日を算出する例;書式の日にちに"10"を指定
DATE_ADD(日付, -1, "month", "YYYY-MM-10")
2か月前の10日を計算
「日付項目の2か月前の10日を計算」
DATE_FORMAT(DATE_ADD(日付項目, -2, "month"), "YYYY-MM-10")
間違ってはいないが、DATE_ADD(日付項目, -2, "month", "YYYY-MM-10") と応答してほしいところ。
応用は、難しいらしい。
学習内容2
2ヶ月前の10日の例を追加
前月の10日を算出する例;書式の日にちに"10"を指定
DATE_ADD(日付, -1, "month", "YYYY-MM-10")
2ヶ月前の10日を算出する例;書式の日にちに"10"を指定
DATE_ADD(日付, -2, "month", "YYYY-MM-10")
2か月前の10日を計算(その2)
こんどは、問題なく「DATE_ADD(日付, -2, "month", "YYYY-MM-10")」
ただ説明に誤りがあり、「DATE_FORMAT 関数を使って」とあるが使っておらず、オプションの書式を指定している。
学習内容3
2ヶ月前の10日の例を訂正。
「DATE_ADDのformatオプションで日付書式に"10"を指定」とオプションを明確に記述
前月の10日を算出する例: DATE_ADDのformatオプションで日付書式に"10"を指定
DATE_ADD(日付, -1, "month", "YYYY-MM-10")
2ヶ月前の10日を算出する例: DATE_ADDのformatオプションで日付書式に"10"を指定
DATE_ADD(日付, -2, "month", "YYYY-MM-10")
2か月前の10日を計算(その3)
こんどは、説明も問題なく応答された。
4か月前の15日を計算
「日付項目の4か月前の15日を計算」では、応用が利き、
「DATE_ADD(日付, -4, "month", "YYYY-MM-15")」が応答された。
まとめ
誤った計算式の訂正や、効率的な計算式の学習には、いくつか計算例のパターンを学習させる必要がある。
また、説明文も誤解の生じないように明確に記述する必要がある。
いろいろ問合せと応答を確認しつつ、説明をブラッシュアップすることの繰り返しですね。