kintone 標準機能では、ルックアップ項目の値を変更した場合、ルックアップ参照しているアプリのレコードは、更新されません。
RDB データベースで、テーブル結合した場合と異なり、ルックアップ機能は値のコピー機能です。
しかし、データベースとして使用する場合は、マスターの最新データを反映したい要望が多いです。
このプラグインは、ルックアップ先更新処理を簡単に設定して、更新できます。
複数アプリがルックアップ対象でも、対象アプリを順次更新します。
- 更新条件指定機能
- 一覧画面で、一括ルックアップ先更新機能(PCのみ)
- PC・スマホ対応
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※Ver.6 の変更点
・更新条件の計算式に、MATCH, ARRAY_DEL, ARRAY_SORT, INTERSECT 関数追加
・ステータス変更時、編集権限が無い場合エラーになる対策
・プラグイン設定においてアプリ数が 4以下の場合、エラーになる対策
・編集画面の更新エラー時に、対象アプリをスキップして他アプリの更新処理を続行
ルックアップ先更新プラグイン
編集画面で「保存」後に、ルックアップ先更新処理が実行されます。
また、詳細画面でプロセス管理のステータスを変更時に、ルックアップ先更新処理が実行されます。
更新処理中、処理件数が表示されます。
プログレスバーとアプリ別件数表示されます。
更新処理中に、画面を閉じたり、別ページに移動すると更新処理が中止されます。
スマホ対応
スマホでレコード変更を行った場合も、ルックアップ先更新処理が実行されます。
1万件のレコード更新可能
対象アプリ10本でも更新可能
アプリ内の複数ルックアップ設定に対応
ルックアップ設定例
ルックアップの項目値変更に対応
ルックアップのキー項目変更にも対応しています。
ルックアップデータ削除のエラー
ルックアップ先アプリのレコード状況により、更新エラーが発生する場合があります。
ルックアップのデータ削除した場合、該当レコードのエラーを訂正してください。
ルックアップ設定変更によるエラー
ルックアップ先アプリの画面設定変更により、更新エラーが発生する場合があります。
ルックアップ設定を変更した場合、プラグイン設定画面で再設定してください。
一覧画面での編集機能
一覧画面での「ルックアップ先更新」機能
プラグイン設定により、一覧画面に「ルックアップ先更新」ボタンを表示できます。
一覧画面で表示対象のレコードについて、まとめてルックアップ先更新を実行できます。
※対象レコードは、最大 2,000件です。2,000件以上の場合は、対象レコードを絞ってください。
REST API の1日当たりの回数制限(1万件/日)を超えないように調整してください。
プラグインの追加
設定画面
設定画面を開くと全アプリを検索し、ルックアップ参照しているアプリを取得します。
更新対象とするアプリを選択して、「保存する」をクリックします。
ルックアップ設定チェック
「値の重複を禁止」の設定
ルックアップ先更新を行うには、ルックアップのマスター側の項目の値がユニークキーとなっている必要があります。
例えば、担当者名に同じ名前のデータが複数登録されているとルックアップされた値がどちらのレコードか判断できません。
※ルックアップ選択時は、マニュアルでどちらかのレコードを選択していますが、レコード登録後はどちらのレコードかわからなくなります。
対応としては、下記のように担当者名の「値の重複を禁止する」を設定します。
なお既存レコードに値の重複がある場合は、あらかじめ重複を解消してください。
また、「値の重複を禁止する」を設定できないようなケースでは、ルックアップ項目を変更する必要があります。
更新条件
更新対象レコードの条件を指定します。
「編集」ボタンをクリックすると、更新条件のダイアログが表示されます。
更新先アプリの項目と条件を指定します。条件値には、計算式が指定できます。
※計算式には、計算式プラグインの計算式が使用できます。
ボタン別設定
一覧画面で「ルックアップ先更新」ボタンを表示する場合に、チェックします。
ボタン名を変更する場合は、名称を変更します。
一覧別設定
「ルックアップ先更新」ボタンを表示する一覧を指定します。
権限設定
「ルックアップ先更新」ボタンを表示するユーザー・組織・グループ(ロール)を指定します。
注意事項
- 更新処理中に、画面を閉じたり、別ページに移動すると更新処理が中止されます。
- レコードを削除された場合、本プラグインではエラーになりません。
- 既に、JavaScript によるカスタマイズを行っているアプリの場合、処理が競合して、エラーになる場合があります。その場合は、該当するアプリでプラグインの使用を中止してください。
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