アプリ集計プラグインの自動集計機能を使って、複数レコードのテーブルを1テーブルにまとめます。
見積書や実績集計などにも応用できると思います。
今回は、アプリ集計プラグイン、計算式プラグイン、項目書式プラグイン、ちょっと便利なプラグインを使います。
概要
セット番号をルックアップで複数指定して、商品をテーブルにまとめたセットマスタアプリから、商品情報を明細テーブルに取得します。
アプリ集計プラグインの自動集計機能により、セット番号を指定するとすぐに明細テーブルに反映されます。
- アプリ集計プラグインでテーブル内のルックップで指定された複数のセット番号の商品を1テーブルに取得
操作例
マスタアプリ
rex0220 計算式プラグイン テーブル内小計で作成したアプリをマスタアプリにします。
テーブルに、複数の商品・単価・数量・金額を持っています。
あとセット番号、商品セット名等を追加しています。
集計アプリ
- セット情報: 取得するセットを指定するテーブル
- 有効: 取得対象にチェック
- 明細テーブル: マスタアプリから取得したセット情報
アプリ集計プラグインの設定
マスタアプリから、明細テーブルへデータを取得する設定を行います。
-
自動・ボタン別設定
-
対象アプリ条件
// セット番号
LET(dummy,商品セット名,
DISTINCT("",TARRAYIF(IN(有効,"有効"),セット番号)))
- セット番号:
- LET(dummy,商品セット名, :
ルックアップのセット番号は、値変更イベントが発生しないのでコピー項目の商品セット名を式で指定
※商品セット名は、変数 dummy に値をセットするだけで計算結果には影響しません。 - DISTINCT("",TARRAYIF(IN(有効,"有効"),セット番号)))
有効なセット番号を取得して、配列化
配列の "" は、 有効なセット番号が無い場合にレコード取得条件がエラーにならないためのおまじない- 取得条件例: セット番号 in ( "", "SET-001", "SET-002" )
- LET(dummy,商品セット名, :
※「自動設定」をクリックすると、フィールドコードが同じものがあれば、設定されます。
計算式プラグインの設定
いくつか集計と編集不可等の指定をします。
// 合計金額
SUMIF(AND(有効,商品セット名),セット金額)
// セット情報概要
JOIN(
TARRAYIF(AND(有効,商品セット名),
商品セット名&"("&FIXED(セット金額)&")"),
" ")
// 明細テーブル : チェックのみで、テーブル項目が入力不可になります。
項目書式プラグインの設定
テーブルが見やすくなるように、テーブル行の背景色をかえます。
- セット情報: 無効の時に書式指定
- 有効=""
- 明細テーブル: 小計行に書式指定
- 分類="小計"