Debian8 で OpenVSwitch を使ってブリッジを作製する

Debian8 や Ubuntu15 で systemd が採用されてからの OpenVSwitch 設定でてこずったのでメモ。

ユースケース

Debian8 上で KVM による VM を使うとき、その仮想ネットワークはホストのブリッジネットワークに接続します。
そのブリッジネットワークを OpenVSwitch で作成して、かつホストに IP アドレスを設定するためにブリッジに直接 IP アドレスを割り当てたいという場面のお話しとなります。

OpenVSwitch のインストール

# apt-get install openvswitch-switch

OpenVSwitch でのブリッジ作製

# ovs-vsctl add-br br0
# ovs-vscrl add-port br0 eth0

設定の確認

# ovs-vsctl show

interfaces の設定

この記事のメイン、Debian8 以降での /etc/network/interfaces 設定がわからなかったのでいろいろ調べたというのが主題となります。

ブリッジに Eth ポートを割り当てる、ポートやブリッジに IP アドレスは割り当てない場合

allow-ovs br0
iface br0 inet manual
  ovs_type OVSBridge
  ovs_ports eth0

allow-br0 eth0
iface eth0 inet manual
  ovs_bridge br0
  ovs_type OVSPort

ブリッジに Eth ポートを割り当て、ブリッジ自体にホストのものとなる IP アドレスを設定する

iface br0 inet static
  address 192.168.0.10
  netmask 255.255.255.0
  gateway 192.168.0.1
  ovs_type OVSBridge
  ovs_ports eth0

allow-br0 eth0
iface eth0 inet manual
  ovs_bridge br0
  ovs_type OVSPort

static な IP アドレスは適当に差し替えてください。