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Fluentd Advent Calendar 2014最後の記事は,Fluentdやその周辺の今後について書きます.

Fluentd

v1を来年出す予定です.v1そのものは大きく後方互換性を損なう予定はないです.今月出したv0.12,そして来年の冬/春に出す予定のv0.14で導入される新しいAPI群が固まったら,v1がリリースされます.
v0.12ではFilter/Labelが入りイベントルーティングが改善されましたが,v0.14では他のコア部分を改善します.今のところ大きめなものとして以下の機能追加・変更を予定しています:

  • 各プラグインの改善
    • Actor(名前変わるかも?)の導入・スレッドハンドリング周りの改善
    • Bufferプラグインでより細かな制御が出来るように
  • イベント時間のミリ秒 or ナノ秒のサポート
  • ServerEngineでスーパーバイザー/エンジン部分を置き換え

これらはv0.14で入れる予定です.その他使われていないプラグインの削除とか,より簡単に動くようデフォルトの設定を弄ったりとかもします.

fluentd-forwarder

リリースしたあと少し落ち着いている感じになってますが,来年は残っているTODOを消化していく予定です.とくにコアのパフォーマンス改善など見えている課題はあるので,その部分はどうにかして行きたい所です.

fluentd-ui

v0.3.11で設定の履歴管理などが入り更に使いやすくなりました.一番の課題はプラグイン設定画面の自動生成周りだと思うので,この辺はFluentd側とも協調して改善して行く予定です.

td-agent 2はfluentd-uiを同梱しているので,簡単に使うことができます.

ドキュメント

v0.12ベースで設定とかを書き直そうと今色々と裏でやっているところです.Filter/Labelが入ったことでイベントハンドリング周りが改善されたのと,プラグインの書き方も後方互換性は保たれているとはいえ少し変わったので,その辺はばっさりと書き直したい所です.
導入部分とかも,一部はfluentd-uiベースで説明したいと思っています.

Treasure Agent

td-agent 1

同梱しているRuby 1.9.3が来年2月でメンテナンスが終わることもあり,新規に始めるのであればtd-agent 2を使ってください.もちろんまだユーザはいるのでメンテナンスは行いますが,セキュリティfixがメインになります.

td-agent 2

来年リリースする次のバージョンで,同梱するfluentdのバージョンをv0.12にする予定です.今現在のtd-agent 2.1.3でも,fluentdを直接アップデートすることでv0.12は利用することは出来ますが,もう少しお待ちください.

コミュニティ

今年Google関係のプロダクトで使われたり,その他カンファレンスなどでユーザから話を聞いている限り,海外でもじわじわとユーザが増えているので,今後もこの取り組みは続けて行きたい.個人的には,MLで質問に答えてくれるユーザを増やしたい所…
予定との兼ね合いもありますが,イベントとかあれば話したりとかは出来るので,何かあれば是非相談してもらえればと思います :)

ということで,今年一年ありがとうございました!来年はv1含めもっと使いやすくもっとパフォーマンスが出せるようにする予定なので,今後もFluentdをよろしくお願いします!!

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