昔How to test D project on Travis CIという記事を書いたんだけど,今だともっとまともに出来るので新しく記事にしておく.
コミュニティのサポートによって,実はD言語の環境は組み込みで用意されてます.以下が英語のドキュメント.
Travis CI: Building a D Project
上にほとんど書かれてるんですが,せっかくなので日本語でいくつか説明.
.travis.ymlの例
基本的な環境はdmd/dubのセットになります.
language: d
これが一番小さい設定になり,これだとdmdを使って以下のコマンドを実行したことになります.
dub test --compiler=${DC}
もちろんこれは変更することが出来て,scriptで指定してやれば良いです.下はmakeを使ってテストする例.
language: d
script: make test
サポートされているコンパイラ
dmd,gdc,ldcがサポートされてます.デフォルトはdmdだけなので,他のでテストしたかったら指定します.以下のようにすれば,それぞれのコンパイラの最新版でテストされます.
language: d
d:
- dmd
- gdc
- ldc
各コンパイラはバージョンを指定することも出来ます.特定バージョンで問題があるような場合には,regressionのテストとか出来ます.
d:
- dmd-2.066.1
- dmd
- ldc-0.15.1
- ldc
各コンパイラ,どこまで古いバージョンをサポートしているのかは分かりません!
まとめ
とまぁこんな感じで,前よりは楽にテスト出来るようになりました.ibuclaw,klickverbot,MartinNowakの3人に感謝して,どんどんTravis-CI使ってテスト回しましょう!