はじめに
秋葉原ロボット部理論グループでは、定期的に読書会を開催しています。現在開催されている読書会のテーマは、下記の2つです。
- 相対性理論
- ガロア理論
それぞれの読書会について簡単に解説します。
相対性理論
毎週月曜の20時から1時間イベントを開催しています。Zoom でのオンライン読書会です。
connpass でイベントを公開しています。下記は、記事執筆時点の最新イベントです。
「一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する」 読書会 第114回 - connpass 1
アインシュタインが導いた「一般相対性理論」を数式ベースで理解しよう、という趣旨の書籍を輪読します。各節ごとに担当者を決めて持ち回りで解説していただき、質疑応答・ディスカッションを通して理解を深めていきます。
記事執筆時点では、クライマックスの第7章「一般相対性理論」に入ろうというところですが、少しでもご興味があればお気軽に読書会を覗いてみてください。
参加メンバーは、初心者から他の書籍で相対性理論を勉強している方まで様々です。
書籍情報
石井俊全. 『一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する』. ベレ出版, 2017, 672p. 2
(ISBN: 978-4-86064-498-7)
目次
- 第1章「数学の準備」:19ページ
- 第2章「物理の準備」:123ページ
- 第3章「テンソルと直線座標のテンソル場」:207ページ
- 第4章「特殊相対性理論」:297ページ
- 第5章「曲線座標のテンソル場」:411ページ
- 第6章「曲率」:481ページ
- 第7章「一般相対性理論」:559ページ
対象
高校の数学および物理ができるぐらいの方であれば、取り組めると思います。
高校で習った微積分とベクトル、行列を使います。なお、1996年度〜2005年度および、2015年度以降の高校数学の指導要綱には行列が入っていないので、該当の方、および行列を忘れてしまった方はしっかり行列の予習をしておいてください。
キーワード
- 接続係数
- クリストッフェル記号
- 計量テンソル
- など
ガロア理論
毎月2回(第1, 3 水曜日)で1回あたりの開催時間は2時間です。こちらも Zoom での開催です。
記事執筆時点での最新イベントは下記です。
「ガロア理論の頂を踏む」読書会 第8回 - connpass 3
「一般の5次方程式が根号で解けないことをきちんと証明する」ことを目標とした書籍を扱います。こちらも各節に担当者を割り振って進めていきます。
記事執筆時点では、第1章の最後の第11節を輪読中です。相対性理論の読書会と違って、こちらはまだまだ序盤ですので短時間で追いつけると思います。
参加メンバーは「しっかり理解しよう」という熱意のある方が多く、ディスカッションは毎回盛り上がっています。
書籍情報
石井俊全. 『ガロア理論の頂を踏む』. ベレ出版, 2013, 504p.4
(ISBN: 978-4-86064-363-8)
目次
- 第1章「整数」:23ページ
- 第2章「群」:97ページ
- 第3章「多項式」:191ページ
- 第4章「複素数」:223ページ
- 第5章「体と自己同型写像」:271ページ
- 第6章「根号で表す」:411ページ
対象
対象は、高校の数学がある程度わかる方です。
わからないことを積極的に質問してくれる方は大歓迎です。もちろん、聞くだけの参加も大丈夫です。
キーワード
- 原始根
- 剰余類
- 既約剰余類群
- など
おわりに
今後は、「圏論」、「意識」をテーマとした勉強会を開催する構想があります。
ご質問があれば、秋葉原ロボット部の Discord サーバ5にて随時受付中です。「コミュニティの雰囲気を知りたい」という方も、ぜひご参加ください。