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基本情報技術者 ネットワーク編②

Last updated at Posted at 2021-08-17

初めに

前回の続きです。

プロトコルとOSI基本参照モデル

ネットワークを通じてコンピュータ同士がやり取りするための約束事をプロトコルと呼びます。

英語が分からない人に対して英語で話しても通じません。

コンピュータも同じで、どんなケーブルを使って、どんな形式でデータを送り
それをどうやって受け取って、どのように応答するかは全部共通の約束事があります。

これらを7階層に分けてみたのがOSI基本参照モデルと呼びます。

基本的には、この第1階層から第7階層までの全てを組み合わせることで
コンピュータ同士のコミュニケーションが成立するようになっています。
OSI基本参照モデル.jpg
第10回 OSI基本参照モデル――7階層による道案内で,データを迷わせない 参照

何故このように階層で分けているのかというと、プロトコルを一部改変したい時なんかに
どの機能を差し替えたいのかが一目瞭然だからです。

現在は、インターネットの世界で標準とされているのがTCP/IPというプロトコルです。

なんでパケットに分けるのか

TCP/IPを使うネットワークでは、通信データをパケットに分割して通信路へ流します。

なんでわざわざ分割して流すのかというと、通信路上を流せるデータ量が有限だからです。
例えば、100BASE-TXのネットワークだと、1秒間に流せるのは100Mbitまでです。

仮にパケットにせず、そのまま流すと他のコンピュータは誰もネットワークを利用できなくなります。

これを避けるために、小さなパケットに分割して流しています。

ネットワークの伝送速度

ネットワークの伝送に要する時間は計算式で求める事ができます。

伝送時間 = データ量 ÷ 回線速度

しかし、この計算式はあくまで理論値なので実際は違ってきます。

例えば、100Mbpsの回線があったとします。

ですがこれは規格上の理論値であり
一般的な使用法で実際に出る速度は90Mbpsだとします。

このような速度を実効速度と呼びます。
つまり、実効速度は90Mbpsということになります。

そして理論値に対して実際に出る速度の割合を表すのが伝送効率と呼びます。

実効速度・伝送効率どちらも求める計算式があります↓

実効速度 = 理論値 × 伝送効率
伝送効率 = 実効速度 ÷ 理論値

今回の場合、伝送効率は0.9となります。

ネットワークを流れるパケットも分割したサイズが
そのまま流れる訳ではありません。

例えば、1つのパケットが128バイトだったとしても、そこから宛先情報などがくっついて元の128バイトからプラスされていくので計算する場合は注意が必要です。

おわりに

今日はここまでです。

間違っている部分や気になるところがあればコメントして下さい。

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