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ぼくのかんがえたさいきょうのnpm test

Last updated at Posted at 2016-04-23

この記事は自身への備忘録と共にテスト駆動するのに便利なんじゃないかという普段使うnpm testの中身を簡単な説明付きで書きます。

対象は気軽にテストをしながらサーバで直接開発したい人向け。
タスクランナーとかには触りませんがうちはこうしてるよってのあれば教えてください!!!!!

package.json

まずは使ってるpackage.jsonの中身。

package.json
{
  "scripts": {
    "test": "npm run lint && npm run cover",
    "lint": "eslint *.js",
    "_comment": "istanbulコマンドでmochaも実行している",
    "cover": "NODE_ENV=test istanbul cover --report text _mocha",
    "mocha": "NODE_ENV=test mocha"
  },
  "devDependencies": {
    "eslint": "^2.5.3",
    "istanbul": "^0.4.3",
    "mocha": "^2.4.5",
    "should": "^8.3.0"
  }
}

scripts

scriptsに書いてあるキー名でnpm run [キー名]を実行するとそのキー名の内容が直接shellとして実行されます。
一部キー名には…例えばtestなど使用する時はnpm testのようにrunを省略できます。
この省略できるキー名に集約する形でコマンドを複数個書けばまとめて実行できて大変便利だと思います。

その他npm-scriptsの仕様については公式サイトをご覧下さい。

devDependencies

通常のライブラリとして使うわけではないけどテスト実行したりグローバルには必要ない場合は--save-devでインストールしてここに追記します。
テストやタスクランナーなどnpm-scriptsで使うツール類はここに入れておくのが良いと思います。
npm-scriptsで実行する際に自動的にnode_modules/.binへPATHが追加されるのでツールのPATHなど気にしないでnpm-scriptsで実行できます。

npm test

npm run lint && npm run cover

npm testでの中でnpm run lintnpm run cover&&でつなぐことでnpm run lintが成功しないとnpm run coverが実行されないようになっています。
shellのワンライナーで書く時の小技ですが便利です。

npm run lint

eslint *.js /lib/*.js

ご存知ECMAScriptなどのRuluも有る上に独自Ruleも作れちゃうという便利なコード規約ツール!
ESLint様です。
皆崇め奉れ(横暴

コマンドだけ書いてますがRuluのOnOffを書いた.eslintrcが必要です。
package.jsonにもRuleは書けるけどvimsyntasticでも使えるように.eslintrcです。

以下サンプルで自分で使ってるRuleです。
複数人いるプロジェクトだと宗教戦争になりかねないのでBest Practicesあたりを起点に話し合うと良いんじゃないでしょーか。
これも「うちはこうしてるよー」てのはあれば是非教えて下さい

.eslintrc
{
    "extends": "eslint:recommended",
    "env": {
      "node"    : true,
      "mocha"   : true,
      "es6"     : true,
      "browser" : true
    }, "rules" : {
      /***
       *** Rule Document : http://eslint.org/docs/rules/
       ***/
      "camelcase" : ["error", {             // キャメルケース強制
        "properties" : "always"
      }],
      "require-jsdoc" : ["error", {         // JSDocを記述するように強制
        "require": {
            "FunctionDeclaration": true,
            "MethodDefinition": true,
            "ClassDeclaration": true
        }
      }],
      "valid-jsdoc" : ["error", {           // JSDoc形式で型を表現を強制
        "requireReturn": false,
        "preferType": {
          "String": "string",
          "Object": "object",
          "Number": "number",
          "Function": "function",
          "Void": "void",
        }
      }],
      "quotes" : ["error",                   // シングルクオートの強制
                  "single",
                  "avoid-escape"
      ],
      "key-spacing": ["error", {             // JSONオブジェクトのキー名との間にスペースをいれるかどうか
        "singleLine" : {       // 一行の場合
          "beforeColon": true,
          "afterColon": true
        },
        "multiLine" : {        // 複数行の場合
          "beforeColon": true,
          "afterColon" : true,
          "align"      : "colon"
        }
      }],
      "no-magic-numbers": ["error", {        // 変数に代入されていない値の使用禁止
        "ignoreArrayIndexes": true
      }],
      "eqeqeq"          : "error",           // === !==など比較演算子にはより厳密性の高い演算子の強制
      "block-scoped-var": "error",           // ブロックスコープ内でのvar宣言を禁止
      "complexity"      : ["error", {        // 循環的複雑度の最大値強制
        "maximum": 4
      }],
      "curly": "error",                      // 括弧の強制。つけないでif,whileなど禁止
      "default-case": "error",               // switch構文でdefaultを強制
      "dot-location": ["error", "property"], // ドットの位置を強制
      "guard-for-in": "error",               // for-in内でのkeyをhasOwnPropertyでチェックするのを強制
      "no-eval": "error",                    // eval禁止
      "block-spacing": "error",              // ブロック内側のスペースを強制
      "brace-style": "error",                // http://eslint.org/docs/rules/brace-style
      "comma-spacing": ["error", {           // カンマの後ろに空白を強制
        "before" : false,
        "after"  : true
      }],
      "id-length": ["error", {               // 変数名の文字列長の強制
        "min": 2,
        //"max": 16, // 最大文字列長なし。
        "properties": "never",
        "exceptions": []   //除外変数名
      }],
      "indent": ["error", 2],                // インデント2個ずつの強制
      "space-before-function-paren": [       // 関数とブロックの間のスペースを強制
        "error",
        "never"
      ],
      "space-before-blocks": "error",        // ブロックの前にスペースを強制
      "prefer-const": "error",               // 一度も変更されていない宣言をconstに強制
      "no-var": "error",                     // varによる宣言禁止
      "arrow-body-style": ["error"],         // ()=>{}アロー関数スタイル
      "arrow-spacing": "error",              // アロー関数の前後にスペースを強制 () => {}
      "strict": ["error"],                   // 'use strict';を強制
      "no-warning-comments": ["warn", {      // コメント内のワードを検出し警告
        "terms": [ //検出ワードリスト
          "todo",     //あとで手を付ける
          "fixme",    //既知の不具合がある
          "hack"      //あまり綺麗じゃない解決策
        ],
        "location": "anywhere"
      }],
      "semi":["error"],                      // セミコロンの強制
    }
}

npm run mocha

NODE_ENV=test mocha

肝心のテストツールのmochaです。
mochaの使い方は簡単。
プロジェクトルートにtestってディレクトリを作成してその配下にテストを書いたJavascriptを置いておくだけ。
上記の簡単なコマンドで実行可能です。
Express4だとNODE_ENV=testにしておくことで余計な標準出力が軽減されたりするので入れてます。

mochaの記事は多いので多くは語りません。

npm run cover

NODE_ENV=test istanbul cover --report text _mocha

カバレッジリポートツールのistanbulです。
mochaと連動させてます。

--report textを付加すると各ファイルごとの細かいカバレッジが標準出力されます。
リポートに--report htmlを追加するとcoverageディレクトリにHTML吐いてくれるのでGUIで開発してる人にはこちらのreportのがいいかもしれませんね。

istanbul_mocha(mocha入れると付いてくるバイナリ。カバレッジツール用?)を実行。
動作は通常のmochaと変わらないので通常通りテスト実行結果を出力してくれます。
実行結果出力後各テストで使用したモジュールたちのカバー率が表示される形になります。
サンプル無題.png

うわっ………私のカバレッジ低すぎ…?

最後に

他の人はnpm testにどんな夢を詰めているんだろうと思ってしまって仕方がないのでまずは自分を出してみました。
是非皆さんの「さいきょうのnpm test」を教えてください。

ビルドとかも考えられたこちらの記事おすすめです。
ぼくのかんがえたさいきょうのES6プロジェクトテンプレート

gulpやgruntなんていらんかったんや!npm-scriptsの使い方を詳細に説明されてたので参考になりました
[意訳]私がGulpとGruntを手放した理由

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