はじめに
「点群データをHoudiniでボクセル表示する」でも使ってみた通り、Houdiniは3Dスキャンの点群データなど大量のデータを開いたり加工したりするアプリとしても非常に強力です
Houdiniで様々な加工をしたデータを他のアプリでさらに活用することを目指して、エクスポートする良い方法がないかと探したところCSV Exporterというノードがあったので試してみました。
環境
Houdini 17.5.229
GAME DEVELOPMENT TOOLSET 1.196
CSV Exporter は GAME DEVELOPMENT TOOLSET の中にある
CSV ExporterはHoudiniの標準機能としては入っておらずGame Development Toolsetをインストールすると使えるようになります
GAME DEVELOPMENT TOOLSET とは
Houdini におけるゲーム関連のワークフローをスピードアップするための高度なツールのコレクションです。 UV 編集から、シミュレーションよりモーションベクトルを抽出するなど、90以上のツールが用意されています。
GAME DEVELOPMENT TOOLSETのインストール
Houdini16.5からはGAME DEVELOPMENT TOOLSETをHoudini 内より直接ダウンロードできます。下記のサイトを参考にインストールしました
SideFX公式サイト : GAME DEV TOOLSET インストール
サルにもわかる Houdini : Game Development Toolset
インストールするとシェルフにGame Development Toolsetタブが追加され、その中にCSV Exporterがあります
テスト用のジオメトリ
Pig HeadにColorノードとAttribute Createで適当なアトリビュートを追加したものです
CSV Exporterの使い方
シェルフのCSV Exporterをクリックするとノードが作成されます
エクスポート対象を選ぶ
CSVをエクスポート
CSVを開くとこんな感じ。Pointのアトリビュートだけがエクスポートされるようです。
書き出すアトリビュートを絞り込む
Filtered Exportにチェックを入れるとエクスポートするアトリビュートを選べます。Cdを指定してみました
Cdだけがエクスポートされました
ベクトルの成分を分解する
Separate Vector Componentsにチェックを入れるとベクトルの成分ごとに分けてエクスポートされます
3列に分かれました
参考
SideFX公式サイト
GAME DEVELOPMENT TOOLSET 概要
GAME DEV TOOLSET インストール
サルにもわかる Houdini
Game Development Toolset