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Weekend EngineerAdvent Calendar 2019

Day 25

Youtuber向けにサービス開発したが需要が無かった話

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##はじめに
プログラミング始めて半年くらいで自分の好きなタイ在住日本人Youtuberに使ってもらいたくて開発した時の話です。結論から言うと上手くいかなかったです。その原因としてリサーチ不足と自己満の開発であったからです。今後サービス開発をする人にとって今回の自分の経験が役立てばいいなと思い、今回のことの経緯をまとめておきます。

##結論
・競合サービスのリサーチが大切
・ユーザーにしっかりとリサーチすることも大切
・自己満のサービスになっていないか

##何を作ったのか
私は1つのMAP上でYoutuberは撮影した場所にピンをさすことができ、そこをクリックすると詳細情報が見れて最終的にはYoutubeチャンネルに移動する。そして視聴者はYoutuberに撮影して欲しい場所に対してピンを挿してリクエストできる双方向コミュニケーションサービスを開発しました。

##難易度
サービス自体はRuby on Railsで開発を行いProgate卒業すれば作れるような簡単なものでした。
MapにはGoogle map APIを使用しました。
そして機能自体もシンプルだったので開発自体はそれほど時間がかかりませんでした。

##実際に提案してみて
この時の最大にミスとしては自分が作りたいものを作ってから、これYoutuber向けに改良すれば良いだろうと仮説を立て開発してから売り込んだことです。そのため世界的な大企業が競合となるとも知らずに自信満々にサービスの提案をYoutuberの方に行いました。

####結果
・Google MapにあるMy Mapと言う似たような機能使っているが、それとは何が違うか聞かれ答えられなかった。
→正直自分でもGoogle Mapで十分だと感じました。
・Youtuberがこのサービスを「使うメリットが全くなかった。

##そこからの改善
せっかく作ったので諦めたくないなと思い、Youtuberの方にヒアリングなどを行い何か改善点はないか探りました。その結果1つだけありました。

それは視聴者の目線に立つことでした。

そのYoutubeチャンネルの視聴者は日本人だけではなく、タイ人の方もおられました。
そのことに関してリサーチを行った結果、Yotuberの方はタイ人視聴者からの撮影して欲しいリクエストが多くあるみたいですが、詳細情報が聞けずに諦めていたようです。さらに視聴者としてもここを動画にして欲しいなどの思いがあったみたいです。ここから私はタイ人視聴者と日本人Yotuberがコミュニケーションできるサービスに方向転換をしました。

##最終結果
最終的には良いサービスじゃん!とYoutuberの方に言って頂きました。
そしてリリースに向けて準備していたときに、Youtuberの方が解散をされてしまいました、、、
しかもやりとりをしていた方が脱退という形だったので大打撃でした。
結局その後いろいろありましたが、幻のサービスとして世に出ることはありませんでした。

##学び
結果的には失敗だったのですがたくさんの学びがありました。
それはサービスを開発する上でユーザーの立場になって考えるのは大切ということです。
こんな技術を使いたい!これ面白そう!って言うのが理由で開発も素晴らしいです。しかし誰かに使ってもらう前提で作るなら、徹底的にリサーチを行い他に似たサービスがないか調査するのは必要だなと思います。

これは今後開発以外の場面であっても使えそうな考え方かなと思います。

##最後に
今回かなり短い文面にはなりましたが最後までみていただきありがとうございます。
インターネットに関して全くの知識がなかった自分がサービスを作れるようになったと考えると感慨深いです。テクノロジーを使えば世の中にとって役に立つことを生み出すことができます。
しかし役に立つものしか生み出してはいけないかと言われると違うと考えてます。
意味のわからない、誰が使うかもわからないサービスであっても誰かの役に立つかもしれません。

今回リサーチは大事や自己満で作るな。どと言っておきながら、
最後に矛盾したことを言いますが楽しかったら全てokです!

メリークリスマス!!

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