はじめに
基本情報技術者試験に4回目の挑戦で合格したので、これまでの経緯や学習方法、試験当日の体験をまとめてみました。
基本情報技術者試験は、口コミや合格率を見ると簡単そうに感じるかもしれません。
しかし、個人的には決して簡単な試験ではないと思っています。
私自身、科目Aには3回とも合格していたものの、科目Bで3回不合格になりました。
本記事では、そんな私が4回目の挑戦で合格するまでに取り組んだことや、試験本番で経験したことを紹介します。
何度か不合格になって自信を失っている方や、これから受験する方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
背景・簡単な経歴
- ITパスポート取得
- Paiza Aランク
- LeetCodeでほぼ毎日アルゴリズム問題に取り組む
- Recursionでコンピュータサイエンスを学習
- エンジニアとして数か月の実務経験あり
ITの基礎知識やプログラミングの学習経験はあるものの、基本情報技術者試験では科目Bに苦戦し、3回不合格になりました。
現在は事情があって畑違いの仕事をしていますが、再びエンジニアを目指して学習を続けています。
試験について
今回は、試験の3日前に受験を思い立ち、申し込みました。
最近はLeetCodeやPaizaで難しい問題も解けており、気分や頭の働きが良くて、なんとなくいけると思ったためです。
基本情報技術者試験はCBT方式で実施されているため、試験会場や日程に空きがあれば、比較的直近の日程でも受験を予約できます。
※予約可能な日程や不合格後の再受験に関する条件は、受験前に公式サイトで確認してください。
試験中は、条件を満たした水を持ち込むことができます。
私は水を持ち込みませんでしたが、本番では緊張する場面もあったので、落ち着くためにも持っていけばよかったと思いました。
コンディション・状態
試験前日は緊張もあり、十分に眠れなかったと思います。
試験対策としては、科目Bを中心に、LeetCodeのMedium問題やPaizaのC〜Bランクの問題に取り組みました。そのほか、過去問や予想問題も、隙間時間を使って繰り返し解いていました。
科目Aについては、書籍を読みながら過去問道場で50問程度を解くなど、比較的軽めの対策にとどめました。ただし、計算問題については重点的に復習しました。
試験の取り組み
科目A
科目Aは過去3回の受験ですべて合格していたこともあり、今回は少し気持ちに余裕がありました。
計算問題はいったん後回しにして、まずは選択問題を確実に解いていきました。その後、残った時間で計算問題に取り組みました。
数十分ほど時間が余ったため、すぐに休憩に入るのではなく、少し目を閉じて休むことにしました。科目Bに備えて、できるだけ頭を休ませておこうと考えたためです。
休憩時間も、ずっと座りっぱなしではなく、軽く体を動かしたり、栄養ドリンクを飲んだりして、少しでもコンディションを整えるようにしました。
科目B
いよいよ科目Bです。
序盤の5問程度は比較的スムーズに解けましたが、それ以降は解答に自信が持てず、徐々に厳しくなってきました。
そこで、16問目以降にあるセキュリティ問題を先に解きました。
セキュリティの問題を解き終え、6問目に戻ったあたりで、時間への焦りから動悸が起き始めました。頭がうまく働かず、普段の練習ではできていたトレースも、思うように進められなくなってしまいました。
さらに、隣の受験者の鼻をすする音など、周囲の細かな音も気になり、集中力が散漫になっていきました。
それでも、なんとか自分を落ち着かせ、普段の練習で意識していた解き方を思い出し、時間のことは一旦忘れ、目の前の問題を理解して一つずつ丁寧にトレースすることに集中しました。
その結果、なんとか制限時間までにすべての問題を解き終えることができました。
ただ、トレースや解答に確信を持てたわけでなく、あとは運を信じるしかないという心境でした。
試験結果
試験終了後、画面に表示された結果は以下の通りです。
科目A:620点
科目B:635点
両科目とも600点を超えており、画面上では合格基準を満たしていました。
正直、試験中は手応えがなく、「たぶん落ちただろうし、また来月受けにこよう」と考えていました。そのため、結果を見たときは、まさか合格基準を満たしているとは思わず、拍子抜けしたのを覚えています。
なお、この記事の執筆時点では、IPAのマイページでの正式な合格確認や合格通知はまだでした。ここでは、試験終了時に表示された結果について記載しています。
試験日時は、2026/10/10/10:00〜になります。
学習方法
科目A
科目Aについては、書籍と過去問道場を中心とした学習で十分に対応できました。
まずは書籍を使って用語や基礎知識を覚え、その後、過去問道場で問題を解きながら知識を定着させていきました。
過去問道場はスマホから手軽に取り組めるため、隙間時間を活用するのにも便利でした。
問題を解く際には、正解の選択肢を選ぶだけでなく、なぜその選択肢が正しいのか、他の選択肢はなぜ間違っているのかも考えるようにしていました。
計算問題については、頭の中だけで済ませず、紙や100円ショップで購入した電子メモパッドなどを使い、実際に手を動かして解くことを意識しました。
ただし、本番では書籍や過去問で見た問題と同じものが出るとは限らず、「初見に近い」と感じる問題の方が多くありました。
そのため、問題と答えを丸暗記するのではなく、できるだけ多くの問題に触れながら、出題パターンや考え方を理解し、初見の問題にも応用できるようにしておくことが大切だと感じました。
科目B
個人的には、科目Aの対策だけでなく、科目Bにも早い段階から取り組むことが大切だと感じています。
私自身、過去の受験では科目Bの問題に歯が立たず、3回不合格になりました。
その経験から、書籍で解き方を学ぶだけでなく、実際にコードを書いたり、処理の流れをトレースしたりしながら、アルゴリズムを自分で考えられるようになりたいと思うようになりました。
そこで、Paiza、AtCoder、LeetCodeといったサイトを活用し、さまざまなアルゴリズム問題に取り組んできました。
継続して問題を解くうちに、以前よりもアルゴリズムへの苦手意識が薄れ、自分の頭で考えながら解法を組み立てられるようになりました。
また、書籍も併用し、仕事の隙間時間には電子メモパッドを使って問題を解くなど、できるだけ継続して手を動かすことを意識していました。
また、IPAの公式サイトや過去問道場にも科目B対策に使える問題があります。自分に合った教材を組み合わせれば、必ずしも書籍を何冊も購入する必要はないと思います。
本番では時間への焦りから、普段ならできるトレースがうまくできなくなる場面もありました。
そのため、本番の試験時間に合わせて、100分で20問を解く練習も有効だと感じました
知識やアルゴリズムの理解だけでなく、限られた時間の中で落ち着いて問題を解く練習も大切だと思います。
感想
試験が終わった瞬間、まったく手応えがなかっただけに、合格基準を満たしていたことには本当に驚きました。
何度も不合格になりながら受験を続けてきたので、ようやく一区切りついたという安心感がありました。同時に、もう2度と受けたくないと思ったのも正直な気持ちです。
久しぶりに資格を取得できたことも、自分にとって一つの自信になりました。
今後はほかの資格にも挑戦しつつ、海外の技術情報を自分で収集できるよう、英語力も身につけていきたいと思います。
おわりに
基本情報技術者試験に合格できて、本当に良かったです。
3回不合格になったときは苦戦しましたが、学習を続け、4回目の挑戦でようやく合格することができました。
これから受験する方や、何度か不合格になって自信を失っている方もいるかもしれません。
そんな方に伝えたいのは、ほかの人と比べすぎず、自分のペースで学習を続けてほしいということです。合格までに必要な時間や回数は人それぞれですし、一度で合格できなかったからといって、それまでの学習が無駄になるわけではないと思います。
CBT試験なので、再受験の条件を満たせば、再び挑戦することができます。合格するまで諦めずに取り組むことも、一つの選択肢だと思います。
そして、知識や解法を身につけるだけでなく、睡眠や体調など、自分のコンディションを整えることも大切だと感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
