はじめに
これまでずっとMacBookを触り続けてきましたが、いろんなプログラミング言語や概念に触れて、視野が広まってきた今、自分でパソコンやサーバーを用意することにも興味を持ち始めています。
1からパソコン自作はハードルが高いため、巷で有名な小型PCのラズベリーパイから始めます。
この記事では、Raspberry Pi 4を動かすための準備から起動、簡単な操作についてまとめています。Raspberry Pi 4やUbuntu環境等が気になっている方にとって参考になれば幸いです。
前提
- DockerやLinuxに少し触れたことがあるが、実機は初めての人
- 現在使用しているマシンは、MacBook Pro(M1、Appleシリコン、8GB)
- Raspberry Pi 4準備、起動、初期操作
- CLIには触れますがプログラミング(Python)はしません
なぜRaspberry Pi 4なのか
「自分の好奇心を満たすため」というのが本音ですが、それだとエンジニアリング的によろしくないのでそれなりに正当化します(笑)。
今使っているマシンは、MacBook Pro(M1、Appleシリコン)です。これまでLinux環境は、Docker上でしか用意してきませんでした。
現在、コンピューターサイエンスを勉強するにあたって、Ubuntu環境を構築したいのですが、M1のMacBookだと、Ubuntu DesktopやVirtualBoxをそのままの形で使うのが難しく、断念しました。
他の方法だと難しそうに感じたのと、私自身パソコンがどうやって動いているのか構造や周辺機器も気になっていたので、比較的手頃そうなラズベリーパイを使って自分で周辺機器を調達し、趣味としていじろうと考えました。
Raspberry Pi 4 準備編
1.本体購入
なるべく安く購入するために、メ○カリ等のフリマサイトにて8000円前後の美品を探します。
Ubuntu Desktopを使う分には4GBでも動きますが、8GBや16GB環境に慣れていると、全体的に少し重く感じます。
周辺機器セットですぐ動かしたい方は、ア○ゾンにてスターターキットを購入することをおすすめします。
2.周辺機器用意
必要なものは下記になります。
必須
- ACアダプター Type-C 3.0A
- microSDカード32GB以上
- SDカードを読み込めるもの(Type-Cカードリーダー or Type-Cハブ)
- microHDMI to HDMIケーブル(HDMI → microHDMI変換アダプター)
- USBキーボード
- USBマウス
- HDMI対応ディスプレイ
あれば良い
- ケース
- 冷却ファン
基盤剥き出しの状態でも良いですが、せっかくなので、ケースと冷却ファンも揃えます。本体は熱くなりやすく、触るのも大変なので、ケースと冷却ファンがあると便利です。
ケースと冷却ファンは下記で揃えました。ACアダプター Type-C 3.0Aも付いてきます。
注意点
ACアダプターですが、手持ちのiPhoneやMacBook用のType-C充電器・ケーブルでは電力が足りず起動しませんでした。専用のACアダプター Type-C 3.0Aのものを用意しました。
microHDMIケーブルは、Type-Bケーブルとそっくりなので気をつけます。
起動まで
1.Raspberry Pi Imagerのインストールと設定
MacBookにImagerのインストールを行います。MacBookにカードリーダーかハブを挿して、SDカードも認識させておきます。
Raspberry Pi Imagerインストール後の設定は、Ubuntuの場合、下記のようにします。
- Device:Raspberry Pi 4
- OS:Other general-purpose OS → Ubuntu → Ubuntu Desktop 一番上の最新版
- ストレージ:先ほど挿入したSDカード選択
- 画面に従って、SDカードに書き込む
※OSには、Ubuntu Serverもありますが、GUIで操作できるUbuntu Desktopの方が最初はやりやすいです。
2.周辺機器接続・起動
下記を本体に接続します。
- microSDカード
- キーボード
- マウス
- microHDMIを本体のHDMI0へ、HDMIをモニターへ
- ACアダプター Type-C 3.0Aを最後に
Type-Cを接続すると起動するため、その前に全ての機器を繋いでおきます。
各種差し込む場所については下記を参考にしました。
起動しない時
通常のiPhoneやMacBookで使用している充電器・Type-Cケーブルでは起動しない場合、専用の「ACアダプター Type-C 3.0A」を使います。
また、ディスプレイに充電が供給されているかどうか確認します。
起動後
起動してしばらくすると画面が現れます。画面の説明に従って設定を進めます。
設定するのは下記等です。
- 言語設定
- タイムゾーン
- パスワード
- Wi-Fi
- キーボード設定
購入してきたパソコンを最初に起動する時と同じような設定をします。
そして設定後、デスクトップ画面が現れます。
WindowsやMacとはまた違う、新鮮なGUIです。少し操作したら慣れてきました。
設定したはずのキーボードがおかしい
設定から解消できるようです。
私も試しましたが、解消しませんでした。ここに時間をかけたくないのとそこまで支障を感じなかったため、とりあえずスルーしてます。いずれ時間を見て解消しようと思います。
操作や導入したツールについて
コマンドラインやファイル、アプリ等の確認を行います。
VSCodeやGoogle、Github等の各種開発ツールやSNS等のログインも行いました。
よく使うコマンドライン・キー操作
ありきたりなキー操作(コピペ、切り取り等)はMacやWindowsと同じです。
コマンドライン起動
ctrl + alt + T
シャットダウン
sudo shutdown -h now
利用可能なパッケージリストの更新
sudo apt update
Python実行
python3 -c 'print("Hello World")'
もしくは
python3 ファイル名.py
ツール導入
VSCodeをインストール
下記のコマンドを実行して、VSCodeをインストールできるか確認します。
uname -m
ここでamd64(x86_64)と出力されたらsnapを使ってVSCodeをインストールできます。
sudo snap install code --classic
しかし、私の環境では、aarch64と表示されて、ARM(aarch64)でしたので、snap版VSCodeはインストールできませんでした。
そのためsnapを使用せずに、下記の記事を参考にしてインストールしました。
調べたところ、Raspberry Pi 4だと、aarch64(ARM64)になるようなので、snapを使用しないでインストールする必要があると思われます。
Chromiumをインストール
Google Chromeを使いたかったのですが、aarch64(ARM64)向けでないらしく、代わりにChromiumをインストールしました。
下記のコマンドを実行して、画面左下にある「アプリを表示」からChromiumアイコンをクリックして開きます。
sudo apt update
sudo apt install chromium-browser
Google Chromeとほとんど同じように使えるので、デフォルトに設定しています。
おわりに
Raspberry Pi 4構築を通じて、これまでブラックボックスに感じていたパソコンの中身や機器について、少し詳しくなれた気がします。
また、Raspberry Pi 4を通じたUbuntu環境は、MacBookやWindowsと同様に開発やインターネットができるため、2つ目のパソコンが手に入ったような感覚もありました。おまけにコンパクトで、費用も通常のパソコンより遥かに安く、手頃さを感じます。
すでにOSがインストールされたマシンを使い続けるのではなく、自分で1から何もない状態にOSを入れ、どうやってパソコンが動くのかを体験することこそが、ITへの楽しさを見出すきっかけになったり、「どうやったらもっと面白くなるか」を考えるきっかけになるのだと思います。
そのきっかけがラズベリーパイかもしれませんし、自作PCやプログラミングだけの場合もあるかもしれません。
ラズベリーパイを極めると、IoT関連で面白いものが作れそうなので、気が向いたら挑戦していこうと思います。
この記事がRaspberry Pi 4およびUbuntuについて、何かしら参考になれば幸いです。
