Thunderbolt経由のネットワーク接続
皆さんはネット接続にEther-Netを使っておられると思いますが、
最近のPCは2.5Gとか5Gとかのポートを持っていますが、
大抵の方は1Gbpsのネットワークポートでの接続かと思います。
Mac界隈の皆さんはThunderboltポートって使っておられますか?
Thunderbolt5ポートはUSB4.0の上位互換なので、高速なUSBポートとしても
使えるのですが、接続するUSB機器が精々10Gbpsなのでその恩恵に
与れる事は余りありません。
今回はXojoから離れてThunderboltでMac同士を繋げる事で高速なファイル共有を
行おうと思います。
この記事には
- ファイル共有の設定
- Thunderboltで繋いでみる
- ネットワークポートとして登録する
- ファイル共有の確認
- 相手先MacにTimeMachineフォルダ共有を設定するには
- バックアップが失敗する場合は
- おまけ(コンテンツキャッシュについて)
を記載しています。
【準備する物】
・Thunderbolt 3規格以上のポートを持つMac 2台以上
・Thunderbolt 3または4規格のケーブル 必要本数
・モニタ、キーボード、マウス
出来れば双方のMacがThunderbolt 3または4の規格である事が
望ましいです。
Thunderbolt 5は速度が速い代わりにケーブル長が制限されるので
3,4の規格で40Gbpsのケーブルを使いましょう。
事前準備:
相手先Macでファイル共有の設定
システム設定 -> 一般 -> 共有 -> ファイル共有 でファイル共有の設定を
行います。詳しくは触れませんがAppleのサポートサイトなどに説明が
ありますので、確認しておくと良いでしょう
簡単には
ユーザとグループでユーザを登録しておく
ファイル共有をオンにする
共有したいフォルダを共有設定する
の3点が必要です。
正しく設定されていれば
Finderで移動 -> サーバに接続する... で表示されるウィンドウで
ブラウズを選ぶと相手先Macが表示されています。
相手先Macを選んでもフォルダが表示されない場合は共有フォルダの
設定が間違っている可能性が高いので、再確認して下さい。
ネットワーク的に無事に繋がっている事が確認出来れば終了します。
USB-HDDと同じようにアイコンをクリックしてゴミ箱に入れる事で
接続を解除出来ます。
【Thunderboltで繋いでみる】
相手先のマックのThunderboltポートと自マックのThunderboltポートを
Thunderboltケーブルで接続して下さい。
オプションキーを押しながらアップルメニューからシステム情報を選びます。
左側のエリアからThunderbolt/USB4を選んで下さい。
右側のエリア上部に装備されているポートが表示されます。
そこに相手側のMacの名前が表示されているポートがある筈です。
このポートをメモしておきます。
【ネットワークポートとして登録する】
自Macと相手先Macの両方に個別のアドレスを設定します。
双方のMacで
システム設定 -> ネットワークを開きます。
サービスの追加を選んでネットワークポートを追加します。
インターフェースを選択する際にThunderbolt1とかのポート名が
メニュー表示されますが、ここで先ほどメモした相手先マックが
接続されているポートを指定して下さい。
重要:
但し、先ほどのシステム情報ではThunderbolt0...と表示されていた部分が
ここではThunderbolt1...と表示されているので、数字の部分を1つ加算した
番号のポートを選びます。
これでネットワークポートとして登録されました。
ネットワークアドレスを既存のEthernetと被らないアドレスを設定して下さい。
-
ここで言う被らないとは、サブネット範囲が一致してはいけないと言う事です。
Ethernetが192.168.0.0/24だったら登録したThunderboltは192.168.100.0/24等に
しましょう。 -
次にシステム設定 -> ネットワーク -> サービスの順序を設定で
ThunderboltをEthernetの下に(Ethernetの次に)配置して下さい。
【ファイル共有】
Finderから移動 -> サーバへ接続... を選んで
smb://相手先MacのThunderboltポートのアドレス
で接続を試みます。
ここではIPアドレスの代わりにマシン名を使わないで下さい。
Bonjourは物理的なポートの区別をしません。
無事に接続出来れば40Gbpsでのファイル共有が可能となっています。
40Gbpsで繋がるとローカルの外部ディスクよりも速いので
ネットワーク上にあるとは思えない速度で転送されます。
状況にも拠りますが、小さいファイルよりディスクイメージのような
1塊の大きいファイルだと最高700Mバイト/秒近くは出ます。
相手先Macに繋がっている外部HDDの速度がSATA6GBpsに制限されるため
この辺りが限界のようです。
相手先MacにTimeMachineフォルダ共有を設定するには
専用の共有フォルダを作る
ネットワーク越しのTime Machineバックアップはディスクイメージを作成しますので
そのためのフォルダを個別に作って下さい。
そして、そのフォルダを共有設定します。
次に、ファイル共有をオンにしてから
ファイル共有欄の右端にある i のボタンをクリックして
表示されるウィンドウで先ほどの専用フォルダを選択します。
右クリックで表示されるメニューに詳細オプション...があるので選びます
ゲストユーザを許可 オフ
暗号化されたSMB接続のみ許可 オン
Time Machineバックアップとして共有 オン
バックアップのサイズを制限:2000GB オン
の様に設定します。 OKをクリックして閉じます。
自Macでシステム設定 -> 一般 -> Time Machineを開いて
+ボタンで先ほど設定した共有を選んで確定して下さい。
バックアップが失敗する場合は
ASCII文字以外がファイル共有で使用されると正しく扱われない不具合があります。
これには、
- 相手側Macで共有フォルダ名を英数字のみで構成する
- 相手側MacにあるTimeMachineフォルダのディスクイメージを削除します
- 自Macで システム設定 -> 一般 -> 言語と地域 -> 優先する言語 を
英語を最上位に設定して再起動する - 自MacでTimeMachineのバックアップ先を共有フォルダに設定する
- 初回のバックアップを実行する
- バックアップが成功した事を確認して
- 自Macを日本語モードで再起動する
この段階では英語モードなので
System Settings -> General -> Language and Regionを探して下さい
日本語を最上位にして再起動する
この作業でバックアップのフォルダ名が英語に設定されますので
日本語モードでもバックアップは正常に行う事が出来ます。
おまけ
複数のAppleデバイスを持っている場合は
共有のパネル内にコンテンツキャッシュと言う項目があるので
オンにして、キャッシュ場所と容量を指定して下さい。
macOSのアップデートやiOS,iPadOS,WatchOS等をキャッシュして
宅内のダウンロードがキャッシュからの配信として自動的に扱われ、短時間で
終了します。
(例えば3台のMacがあって、1台目が終われば
2台目,3台目のダウンロードはキャッシュから行われます)
これで使わなくなった古いMacをTime Capsuleとして運用出来ます。
コンテンツキャッシュはWindows Proにも同様の機能が搭載されていますので
Windowプラットフォームでの運用をされている方は良くご存知かも知れません。
でわでわ