概要

今まで、jenkinsを使っていましたが、運用が面倒なため、クラウドを試してみる。
雑誌で見かけて、１コンテナ無料なのでまた使ってみることにしました。
とりあえず、環境を整える意味で試してみたことをメモする。

必要なツール

Docker Toolbox on macOS
gitコマンド
circleciコマンド

Dockerインストール

Mac上でDockerを使うためにDocker Toolboxをインストールする。
( ※ Docker for macは遅いので、Toolboxを選択 )

Macなので、Homebrewでサクッとインストールする。
( ※ ダウンロードしてのインストールはうまくいかないことがある )

ターミナル

$ brew update
$ brew cask install docker-toolbox

`git`コマンドのインストール

※ インストール済みの場合は省略

ターミナル

$ brew install git
$ git --version
git version 2.19.1

`circleci`コマンドのインストール

ターミナル

$ brew install circleci
$ circleci version
0.1.3923+6fecf9d

リポジトリ作成

下記のようにgitコマンドにてリポジトリを作成する。
※ 例は、bitbucket.orgを利用したものです。
※ 今回は、~/circleci/フォルダに作成することにします。

ターミナル

# 作業フォルダ作成
$ mkdir ~/circleci/
$ cd ~/circleci/

### リポジトリ作成 ＆ コミット
$ git init
$ echo '# circle-ci' > README.md
$ git add README.md
$ git commit -m "first commit."

# リモート設定 & プッシュ
$ git remote add origin git@bitbucket.org:*****/*************.git
$ git push -u origin master

設定ファイルの作成

下記のように設定ファイルを作る

.circleci/config.yml

version: 2
jobs:
  build: 
    docker:
      - image: circleci/node:8.11.3
    steps:
      - run: echo "hello world"

設定ファイルのチェック

設定ファイルの記述が間違っていないかチェックする。

ターミナル

$ circleci config validate
Config file at .circleci/config.yml is valid.

ローカル実行

macにインストールしたdocker toolboxで実行してみる。
アプリケーション -> Docker -> Docker Quickstart Terminal.app

Dockerが起動したら、下記のコマンドを実行してみる。

ターミナル

$ circleci local execute
　　・
　　・
　　・
====>> echo "hello world"
  #!/bin/bash -eo pipefail
echo "hello world"
hello world
Success!

bitbucketへのコミットで実行

circle-ciの管理画面からプロジェクト追加を行い、bitbucketのリポジトリを登録する。

Circle Ci / Add Projects
https://circleci.com/add-projects/bb/reflet

bitbucketへコミット＆プッシュする。

ターミナル

$ vi README.md   <- 説明文を修正
$ git add README.md
$ git commit -m "ドキュメントの更新"
$ git push origin master

ジョブが自動実行され、CircleCiの管理画面で下記のように実行結果が見れる。

CIをスキップしたいとき

動作に関係ない説明文(README.md)の修正など、CIを回したくないのでそういった場合には、
コミットメッセージに[ci skip]を追加したらいいようです。

ターミナル

$ git commit -m "ドキュメントの更新[ci skip]"

実行例) skippedとなっている

ssh接続してみる

デバックなどの目的でSSH接続できるようなので、試してみる。
Circle-Ciの管理画面で、Jobsメニューから接続したいジョブの詳細ページで「Return workflow」メニューから「Return job with SSH」を選択する。

下記の表示がされるので、そこに記載のコマンド（IPアドレス）で接続してみる。

ターミナル

$ ssh -p 64*** ***.***.***.***

# パス確認
circleci@46cc590a9841:~$ pwd
/home/circleci

# ファイル確認
circleci@814b5d524352:~$ ls -la
total 24
drwxr-xr-x 3 circleci circleci 4096 Nov  8 05:28 .
drwxr-xr-x 5 root     root     4096 Nov  8 05:28 ..
-rw-r--r-- 1 circleci circleci  220 Nov  5  2016 .bash_logout
-rw-r--r-- 1 circleci circleci 3515 Nov  5  2016 .bashrc
-rw-r--r-- 1 circleci circleci  675 Nov  5  2016 .profile
drwxr-xr-x 2 circleci circleci 4096 Nov  8 05:28 project

# projectフォルダの中は空っぽ？
circleci@814b5d524352:~$ ls -la project
total 24
drwxr-xr-x 3 circleci circleci 4096 Nov  8 05:28 .
drwxr-xr-x 5 root     root     4096 Nov  8 05:28 ..

# 終了
circleci@46cc590a9841:~$ exit
exit
Connection to ***.***.***.*** closed.

コンテナは、起動したら10分間ぐらい接続可能なようです。
必要なくなったら、SSH終了後、Circle-Ciの画面からジョブを終了した方が良さそう。
(次のジョブがScheduledになって実行されないようなので・・・)

以上

参考サイト