Azure CloudShellをつかってみる
CloudShellとは
CloudShellとは、Azureポータル上でBashやPowershellを実行することができるシェル環境です。
Azure CloudShell
ブラウザベースで実行することができるため、検証用に構築したサーバへのSSH接続なんかもポータル上からできてしまいます。
CloudShellはAzureAD上のユーザーごとに割り当てられ、
起動したタイミングでAzureADでの認証も完了します。
起動ユーザーの権限に沿って、そのままAzureの操作ができます。便利!!
CloudShellを有効化する
CloudShellの有効化は、ポータル上から行います。
-
サブスクリプション、リージョン、リソースグループ、ストレージアカウント、ファイル共有を選択します。
リソースグループやストレージアカウントの設定は既存のものを選択しても良いし、新規で作成しても良いです。※ファイル共有はストレージアカウント上に作成するパーティションのことで、CloudShell起動時にマウントされます。
CloudShellを実行してみる
実際にCloudShellを実行して見ます。
起動時に、AzureADへの認証は完了しているため、そのままコマンドを実行できます。
リソースグループ一覧を表示することができました。
CloudShellのPowershellには、Azure PowershellのモジュールやAzureADモジュールがインストールされています。
また、Azure CLIもインストールされているので、そちらを使用することも可能です。
Tips
モジュールのバージョン
-
Powershellバージョン
$PSVersionTable
Powershellのバージョンを見ると、7.0のPowershell Coreがインストールされていることがわかります。OSはUbuntuのようですね。
マウントの解除
ストレージアカウントのマウントを解除したい場合は以下コマンドを実行する。
$token= ((Invoke-WebRequest -Uri "$env:MSI_ENDPOINT?resource=https://management.core.windows.net/" -Headers @{Metadata='true'}).content | ConvertFrom-Json).access_token
Invoke-WebRequest -Method Delete -Uri https://management.azure.com/providers/Microsoft.Portal/usersettings/cloudconsole?api-version=2017-12-01-preview -Headers @{Authorization = "Bearer $token"}
CloudShellを再起動すると、ストレージアカウントの選択画面からスタートになる