前提条件
この記事は、 iSCSI Initiator for macOS と ELECOM NetStor NSB-7A4BL を使って Mac mini (2018) / Mac OS Mojave で確認したものです。
Mac OS El Capitan 以降であれば、同じ方法で iSCSI に対応させることが可能です。
OS X のシステム保護機能 Rootless
を無効にする
iSCSI 対応には Rootless を切る必要があるため、 Mac をリカバリモードで起動して、コマンドラインで以下を入力します。
$ csrutil disable
上記の設定が終わったら通常のログインを行います。
iSCSI Initiator for macOS のインストール
iSCSI Initiator for macOS を zip 形式でダウンロードし、解凍したファイルの Scripts
ディレクトリに移動した後、以下を実行します。
Scripts$ sh build.sh && sh install.sh
CHAP認証を行っている場合はiSCSIInitiator Wiki に従い、CHAPの設定などを行う。
$ iscsictl add target <target>,<portal>
$ iscsictl modify initiator-config -CHAP-name <username>
$ iscsictl modify initiator-config -CHAP-secret
$ iscsictl modify initiator-config -authentication CHAP
$ iscsictl list initiator-config
iSCSI ディスクへのログインとログアウト
ログイン・ログアウトは以下のコマンドで行う。
$ iscsictl login <target>
$ iscsictl logout <target>
Mac起動時に自動的に接続する
Mac起動時に自動的に iSCSI ディスクに接続するには、以下を実行する。
$ sudo iscsictl modify target-config <target> -auto-login enable
備考
LUNのリストは以下で取得可能。
$ iscsictl list luns