要約

Subsrateで色々実装していると、壁にぶつかるけど、日本語文献無いし、情報も少ないので、自分がハマった個所をメモします。
今回は、Palletでログ出力する方法（スマートコントラクトink!の場合は私の別記事をみて下さい）、Balanceに定数を代入する方法、アドレスに固定値を代入する方法についてメモします。

Substrateとは

Blockchainのフレームワークです。
こちらのサイトを参照して下さい。
Telegramに日本語チャンネルもありますので、質問がある方はそちらからお願い致します。

ログ出力

ログ出力は以下の要領で実装します。

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use frame_support::debug;
-- snip --
let value:u32 = 10;
debug::info!("value is : {:?}", value);

Balanceの代入

例えば、入力された送金額の上限をチェックしたいような場合に使うことを想定しています。

-- snip --
use sp_runtime::SaturatedConversion;
pub const TOKEN_LIMIT: u64 = 100000000000000000;
-- snip --
let token_limit : Balance<T> = TOKEN_LIMIT.saturated_into();
if value > token_limit {
    return Err(Error::<T>::OverTokenTransferLimit)?;
}

固定アドレスの代入

例えば、AliceのAccountIdをコード内で固定で使用したい場合などです。
AliceのアドレスはPolkadot/Substrate Portalのアカウントで調べると「5GrwvaEF5zXb26Fz9rcQpDWS57CtERHpNehXCPcNoHGKutQY」です。
ただしそのままは使用出来ないのでSubkeyを使ってAccountIdを導出します。

subkey inspect "5GrwvaEF5zXb26Fz9rcQpDWS57CtERHpNehXCPcNoHGKutQY"
Public Key URI `5GrwvaEF5zXb26Fz9rcQpDWS57CtERHpNehXCPcNoHGKutQY` is account:
  Network ID/version: substrate
  Public key (hex):   0xd43593c715fdd31c61141abd04a99fd6822c8558854ccde39a5684e7a56da27d
  Account ID:         0xd43593c715fdd31c61141abd04a99fd6822c8558854ccde39a5684e7a56da27d
  SS58 Address:       5GrwvaEF5zXb26Fz9rcQpDWS57CtERHpNehXCPcNoHGKutQY

このAccountIdを使用して実装します。

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pub const ACCOUNT_ID_HEX: [u8; 32] = hex!["d43593c715fdd31c61141abd04a99fd6822c8558854ccde39a5684e7a56da27d"];
-- snip --
let account32: AccountId32 = ACCOUNT_ID_HEX.into();
let mut from32 = AccountId32::as_ref(&account32);
let from_address : T::AccountId = T::AccountId::decode(&mut from32).unwrap_or_default();

Plasm NetworkとSubstarteを中心にやっていきます。

これからもPlasm Networkを応援していきます。
ベースとなるSubstrateも追いかけていきます。