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初めまして

初めまして!株式会社 Panta Rheiでデータ周りやCEOをやったりしています。X(旧Twitter)はpandasistaというハンネです。

HHKB Studioを買ってみた

さる2023年の12月、HHKB StudioのUSキーボード版を44,000円で購入しました。
「最小の動きで、無限大の創造を」
というキャッチフレーズに惚れ込み、HHKB公式Xアカウントに常に張り付いて入荷スケジュールを把握し、
当日は「入荷しました!」という投稿がされる前(午前10時ごろ)に購入ボタンをクリックしました。
高かったです!
が、それ以上に「手の動きがキーボード上だけで完結する」という部分が非常に魅力的でした。

めちゃくちゃ良かったこと

打鍵感がめちゃくちゃ良かったです。打ってる時、

  • しごでき感
  • 進捗産んでる感

を非常に感じ気持ちが良かったです。
多分この感覚はHHKBキーボードならでは、と言った感じでした!
静電容量無接点方式からメカニカルになってちょっと界隈がざわつきましたが、個人的には違いがよく分からんくらいには素敵な打鍵感でした。

また以前までDrevoの青軸ゲーミングキーボードを用いていました。
それに比べると強く打鍵してもかなり静かで、オンラインMTGの時に気を払わずに済みました。

使ってみた結論

あんまり良さを活かせなかった!

あんまり刺さらなかった部分

  1. 重さ
  2. キーボード面の高さ
  3. サイドのタッチパネルが誤入力を起こす
  4. ピンチイン/アウトがしにくい(Google Mapなど)
  5. caps lockの位置にctrlはちょっと慣れない
  6. 意図したところにカーソルをスパッと置けない

1. 重さ

めちゃ重いです。

キーボード 重量
HHKB Studio US配列 840 g (電池なし)
(比較対象)Apple Mac Magic Keyboard US 243 g

MacのMagic Keyboardと比較すると重さは3倍以上です。
単三電池(約25g)を4本入れると、重さは4倍も変わってきます。
これはちょっと持ち運ぶには不便がありました。

持ち運ばずにPC付属のキーボードを使えばええやん、となりますが、自前のPC(Macbook ProのUS配列)とは配列が違うため、入力時に頭のリソースをやや取られる格好となります。
それを避けるために持ち運ぶ、という選択をとっていました。

2. キーボード面の高さ

キーボード面が高いです。そのため、手首がやや上向きになり疲れます。
これはパームレストで解消できる部分でしたが、持ち運び時にパームレストも携帯しなければいけなくなり、ややUXが落ちてるかなぁと感じました。

3. サイドのタッチパネルがご入力を起こす

これは他にも仰っている方を拝見しました。
手癖が良くないという部分も大いにありますが、サイドパネルをうっかり触ってしまい、意図しないスクロールが発生するということがよくありました。

4. ピンチイン/アウトがしにくい

Google Mapなど、ピンチイン/ピンチアウトするようなアプリケーションと相性が悪かったです。
一応ズームはできるのですが、「⌘」+「+/-」と同じ機能で、「ブラウザの拡大/縮小機能は使えるけどAJAXの拡大/縮小機能は使えない」と言った感じでした。
MacのTrack Padに慣れているとやや不便さを感じました。

5. caps lockの位置にctrl、独特なキー配置

MacBookのUS配列erの方は「Ctrl」+「Space」を多用します。
英字/日本語変換に用いるものですが、「Ctrl」の位置がCapsLockの位置にあるのがつらみでした。
最終的に左のoptionキーをカスタム配列でCtrlに変更して、Macとの差分を少なくしていました。

6. 意図したところにカーソルをスパッと置けない

これは当方の習熟不足が大いにあります。
例えば以下のようなちっちゃいバツボタン、ここにカーソルが合わせにくい。

スクリーンショット 2024-07-17 18.09.13.png

マウスポインタは、傾斜を深くするとカーソルが倒した方向に加速する仕様でした。
この加速のコントロールが上手くできず、小さいボタンを押すのに苦労しました。

最後に

キーボードの上から全く手を離さなくていい、という試みはすごいエンジニアフレンドリーで良き良きの良きです!
また似たようなコンセプトのキーボードがHHKBから出てきたら挑戦してみようと思います!

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