はじめに
10年以上もこの業界に居ると、あ、この本面白そうだなとか、仕事で使うなとか、と色々購入していた技術書がいつの間にか段ボール3箱分になり、色々シャレにならなくなってきたので、思い切って電子書籍メインに変えてみました。
今回は皆さんの参考になればと思い、いつもと毛色を変えて、この辺の話をしてみようと思います。
読書用端末
とりあえず電子書籍を読むにあたり、PC・スマホ・タブレット、或いはKoboやKindleなどの専用端末が必要になります。
私の場合、スマホをiPhone6S plusに機種変更した後、あまり使わなくなって回線だけ解約したiPad mini 3があったので、それを再利用して電子書籍用の端末にすることにしました。
勿論普段使いのスマホにアプリケーションを入れて読む形でも全然問題はありませんが、端末サイズによってレイアウトを調整してくれる書籍と固定レイアウトの書籍がありますので、出来れば大きいサイズの端末を用意した方がいいかと思います。
Amazonプライム会員だとタイミングによっては数千円でそれなりの端末が手に入るので、金銭的に余裕があれば読書専用の用途として端末を買うのもありかもしれません。
自宅だけで読む場合は特にケースを気にする必要はありませんが、持ち運ぶ場合は落としても平気なケースを用意すると破損の心配が減ります。
勿論、その分端末が一回り大きくなって重くなりますが、端末が傷つくリスクを考えると・・・・・・
私の場合、移動中に読むことは殆どないのですが、意図せずとも鞄ごと落としたり強い衝撃を受けたりする場合があるので、耐衝撃ケースを付けています。
タブレットの場合、1世代以上古い端末だとケースなどを含めた周辺機器がAmazonや家電量販店の実店舗にて在庫処分のために投げ売りされていることもよくあります。読書用であればそこまで高いスペックは要求されませんので、拘りがなければ古い端末を購入することも検討してもいいかもしれません。
電子書籍を自炊する
まずはScanSnapと裁断機を用意して手持ちの技術書を何冊か自炊してみました。
多少斜めになったりとか点や皺が入ったりとかはありましたが、とりあえず読む分には問題ないクオリティのものが出来ました。
一番苦労した点としてはスキャンした後の紙の処分、或いはスキャン途中の紙の置場の確保などでしょうか。
一気に裁断して一気にスキャンしたので、床がバラバラにした書籍だらけで足の踏み場もないほどでした・・・・・・
最近はBOOKSCANなど安価で書籍を電子化してくれるサービスがあるので、そちらを利用するのがいいかもしれません。
電子書籍を購入する
Kindle始め、どこの電子書籍サービスも月1~隔月くらいで技術書のセールをやっています。
モノによっては半額で入手できることもあるのでありがたいですね。
どこの電子書籍サービスもラインナップは大体同じですが、
例えばオライリー・ジャパンなんかは、自社サイト内でDRMフリー形式のPDFとかepub形式で販売しています。(大体紙書籍の2割引)
ただし、海の向こうの本家オライリーは自社サイトでの電子書籍の販売をやめ、Amazonなどの外部サイト、或いは子会社の提供する定額制サイト(読み放題とは言え月39ドルはちょっと高い気が・・・・・・)での提供という形に変えたので、いずれオライリー・ジャパンも追随する可能性はあります。
DRMフリーのデータが欲しい場合は今のうちに購入しておいた方がいいかもしれませんね。
おわりに
気付けば段ボール3箱分くらいあった技術書も1箱ちょっとくらいに収めることが出来ました。
ゆくゆくは完全にペーパーレスにするのもいいかもしれませんが、他人にも是非薦めたいような本だけはいつでも貸せるように紙媒体で持っておくというのもアリなような気がします。