Angular8からDifferential Loadingが実装され、browserslistでそのサポート範囲を指定することができるようになりました。サポート範囲がES2015対応ブラウザでいい場合は、ES2015のみのビルド、そうでない場合は、ES2015とES5の両方のビルドが行われるようになっています。

ちなみに現在の初期サポート範囲です。

> 0.5%
last 2 versions
Firefox ESR
not dead
not IE 9-11 # For IE 9-11 support, remove 'not'.

なんですが、本当にES5をサポートする必要があるのかという問題がありますので、 https://browserl.ist/ を使って、ES5サポートを切るとどれぐらいのブラウザで表示できないか確認してみました。

ES2015 + ES5（初期値）
https://browserl.ist/?q=%3E+0.5%25%2C+last+2+versions%2C+Firefox+ESR%2C+not+dead%2C+not+IE+9-11

S2015のみ（モバイルブラウザ）
https://browserl.ist/?q=last+3+iOS+versions%2C+last+3+ChromeAndroid+versions

以下がサポート対象となります。

Chrome for Android78
iOS Safari13.2
iOS Safari13.0-13.1
iOS Safari12.2-12.4

Ionicでモバイルアプリ向けにビルドする場合、ES2015のみで大丈夫そうですね。ちょっと検証つづけますが、多分私のbrowserslistは

last 3 iOS versions
last 3 ChromeAndroid versions

のみになると思います。

それでは、また。