人間っぽいLINE Botを作ってみたい
当初のコンセプトは、雑談の中からあるキーワードに対してアラートを発してくれるようなLINE Botを想像しました。
人間っぽさって?
私にとっての『人間っぽさ』って、一言でいうと、『読めない行動をする』だと思うんです。自制心があるのが人間であり、でも、衝動を止められないところが人間かなと。今回はチャットBotなので、思ったことをつい言ってしまう、『一言多い』を人間っぽさの定義としました。
気遣いBot 『ミマモリマスノ』さん
初心者の私にとって、雑談をするチャットBotはハードルが高いことが分かったので、『あるキーワードに対するアラート』に機能を絞りました。
次に、アラートですが、日常にそんなにアラートがあるか?と自分にツッコミを入れながら、たどり着いたテーマは『健康』です。
例えば、お酒は食事を華やかにするんだけど、身体のことも考えないとねってことで、忘れがちなお酒の適量を教えてくれる気遣いBotがあればいいなと思いました。
また、親しみやすい印象を持ってもらえるように『ミマモリマスノ』さんと名付けました。
多い一言
こちらとしては、お酒の適量を確認して自分の健康を守りたいわけです。
じゃ、このシチュエーションで多い一言は?
お酒に合う飲食店と料理でしょと。
『ミマモリマスノ』さんは健康を管理する立場でありながら、ついつい、お酒に合うお店を想像してしまい、それを口走ってしまうという設定にしてみました。
完成デモ
使用ツール
・Make
・LINE Developers
・Google
作成開始
ついつい忘れがちなお酒の適量。これを思い出させてくれたら便利ということで、先ずはそんな情報を提供してくれそうなAPIを検索・・・。
当然、そんなピンポイントなAPIがあるはずもなく。
サイトはあるんですよ。
・サントリー「適量ってどのくらい?」
そして、頼んでもいないのに、『ミマモリマスノ』さんが勝手にお酒に合う飲食店と食事を提案する情報源として、ぐるなびを検討しました。
・ぐるなび
SSSAPIからGoogle Sheetsへ
希望のAPIがないならどうするかと悩んでたら、スプレッドシートからSSSAPIでAPIにする記事を見つけ、試してみることに。
nozomi ishiokaさんの記事
参考:ホットクック公式レシピを呼び出すLINEbotを作った #withmake
・SSSAPI
早速、スプレッドシートに種類別の適量をデータ化して、LINE Botを作ってみた。
データはビール、日本酒、ウィスキー、焼酎、ワイン、チューハイの6種で作成。
ところが、私の力不足で、ビール以外のお酒にもビールの適量が返ってくる。
そこに、Makeのシナリオ内にGoogle Sheetsを入れている記事を発見。
KAZUさんの記事
参考:SpreadSheetで作った勤務スケジュールをLINEで通知し確認出来るようにしてみた
よく読むと、Google Sheetsでスプレッドシートのデータを取り込めることに気付いた。
まてよ、「自分のデータは6行しかないじゃん」と気付き、直接つなげたらいいんじゃない?と。
スプレッドシート
Makeのシナリオ
Google Sheetsの設定はこんな感じです。
Routerの設定です。
Send a Reply Messageの設定です。
いつか作りたい
Juri Tawataさんの記事からは、すごく影響を受けました。
こんなに自分を表現できるなんて羨ましいです。
今回は、オウム返しとお酒の適量、そして一言多い『ミマモリマスノ』さんを作りましたが、いつか、雑談をしているのに急に相手をたしなめるBotを作ってみたいです。
最後に、nozomi ishiokaさん、KAZUさん、Juri Tawataさんに感謝します。
Juri Tawataさんの記事
参考:ジェイソン・ステイサムで妄想するのが日課になっていたので、いっそBOTにしてみた。