前置き
最近のスマートフォンは5種のGNSS(+RNSS),SBAS対応しているものや2周波(L1 L5)に対応しているものが多く、位置情報の制度が高い。(5m>や3m>)
しかしキッズフォンはどうだろうか。例えば、ドコモのイマドコサーチなどがある。これは子の位置情報を親の送信するものだ。よってGNSS測位機能がついているはずである。
今回はキッズフォン(キッズ携帯)のGNSS性能について詳しく検証し述べていく。
検証方法
キッズフォンを改造(ADB実行許可)して、GPSTestというアプリをインストールし、使用する。そのアプリを柱に、調べていくことにする。
F-03J (2017年発売)
対応GNSS
衛星システム | 受信信号 推測 |
---|---|
GPS | L1C/A |
GLONASS | G1C/A |
Beidou | B1系?(B1l) |
一般的です。GLONASSとGPSを利用しているのでいい精度が得られそうだ。
たまにSBASとQZSS(PRN195など)を受信するが、仰角・方角による衛生の位置を取得できない。(0, 0)よって準天頂衛星や静止衛星型補強システムは使用できない。
項目名 | 値 | 補足 |
---|---|---|
受信チャンネル数 | 32 | GPSを優先的に利用する。 |
測位誤差 | 3m | GPSTestによる値。最小値 |
SNR | 15~33 | 窓辺から受信。 |
PDOP | 1< | 15機使用時は2.7だった。(使用している衛星によって左右される。これは性能に関係ない) |
TTFF | 240 | ウォーム・コールドスタートともにこれぐらい。 |
TTFF | 2~15 | ホットスタート |
チャンネルは32
使用する衛星数だいたい3~14ぐらい
GPSロガーとして使用できそうな端末である。