Googleウェブマスター向け公式ブログにThe new evergreen Googlebotという記事が公開されました。
日本語版にはまだありません。
The new evergreen Googlebot
GooglebotはWebページを訪問してGoogle検索インデックスに登録するクローラです。
イベントやSNSでコミュニティから最も多く寄せられる要望は、Googlebotを最新のChromiumにしてくれというものでした。
今日、Googlebotが検索用にページをレンダリングする際に、最新のChromiumレンダリングエンジン(この記事の執筆時点では74)を使用していることをお知らせします。
今後、最新のWebプラットフォーム機能を確実にサポートしていくため、Googlebotは定期的にレンダリングエンジンを更新していきます。
What that means for you
以前のバージョンと比較して、新しいGooglebotは1000以上の新機能をサポートしています。
・ES6以降のJavaScriptの新機能
・遅延ロードを実現するIntersectionObserver
・Webコンポーネントv1のAPI
Googlebotのためにトランスパイラやpolyfillを使用しているかを確認し、そして今後もまだそれが必要かどうか確認してください。
まだいくつかの制限が存在します。
JavaScript関連のトラブルシューティングや、SEOのビデオを確認してください。
何かありましたら、Twitterやフォーラムで話すか、もしくはコミュニティに参加してください。
感想
色々と新機能を大量生産してくるわりに、肝心のクローラが未対応なせいで使用を躊躇するねじれ状況からようやく解放されます。
これまではずっとChrome41相当ということで色々面倒だったわけですが、今後はUAを見て出力を変更したりといった本末転倒な小細工はいらなくなることでしょう。
その結果10%弱いるIEを排除するかどうかは要件次第ってことで。