24
27

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Claude Code / GitHub Copilot のトークン消費を手軽に削減する2つのツール

24
Last updated at Posted at 2026-06-10

はじめに

Claude Code や GitHub Copilot を使ったコード生成サービスを利用している人は多いでしょう。
契約によっては使い放題ではなくトークン課金型のものも存在します。トークン課金型でコード生成サービスを日常的に利用していると、気が付かないうちに大量のトークンを消費してしまうことがあります。特に大規模なリポジトリでの開発や長時間のセッションでは、入力・出力トークンの両方が積み重なり、想定以上のコストになるケースも珍しくありません。

そこで、次の条件を満たすトークン削減ツールを調査し、実際に導入してみました。

  • 既存の生成AI開発フローへの影響が少なそう
  • トークン削減効果が 重複しない(コンフリクトしない)
  • 導入が簡単そう

以下の2つのツールを利用することにしました。

  • 入力トークンを削減する:RTK
  • 出力トークンを削減する:Caveman(現時点ではClaude Code専用)

どちらも無料で導入でき、数分で試せます。

RTK

RTK は、Claude Code や GitHub Copilot が実行するシェルコマンドの出力を最適化し、不要な情報を削減することで入力トークン数を削減するツールです。

greprg* でソースコードを検索する処理で大きくトークン数を削減できるようで、ソースコードが巨大になるほど効果を実感しやすいと考えられます。

インストール

curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/rtk-ai/rtk/refs/heads/master/install.sh | sh

初期設定

rtk init -g

動作原理

RTK はシェルコマンドの実行をフックし、生成AIが利用するコマンドの出力を最適化します。例えば次のような処理が行われます。

git status
↓
rtk git status
↓
不要な情報を削減した git status の結果を返却

AI が参照する情報量を減らすことで、入力トークン数を削減します。

削減効果の確認

RTK には削減効果を確認するコマンドが用意されています。

rtk gain

実際の削減例

筆者の環境では、ソースコードを大量に生成するというよりも、

  • 不具合解析
  • ログ調査
  • 原因切り分け
  • TRY & ERROR を繰り返す検証作業

といった利用が中心でした。

その結果、RTK では非常に大きな削減効果を確認できました。

RTK Token Savings (Global Scope)
════════════════════════════════════════════════════════════

Total commands:    1349
Input tokens:      2.7M
Output tokens:     652.2K
Tokens saved:      2.1M (76.4%)
Total exec time:   73m9s (avg 3.3s)
Efficiency meter: ██████████████████░░░░░░ 76.4%

By Command
────────────────────────────────────────────────────────────────────────
  #  Command                   Count   Saved    Avg%    Time  Impact    
────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 1.  rtk grep                    352    1.2M   11.7%   491ms  ██████████
 2.  rtk:toml ps aux               3  180.2K   98.6%    91ms  ██░░░░░░░░
 3.  rtk pytest tests/ -q ...      1  167.5K   99.6%  11m20s  █░░░░░░░░░
 4.  rtk pytest tests/ --t...      1  156.7K   99.6%  10m29s  █░░░░░░░░░
 5.  rtk read                     92  112.7K   25.3%     3ms  █░░░░░░░░░
 6.  rtk git log --oneline...      1   60.0K   98.9%    1.8s  █░░░░░░░░░
 7.  rtk pytest tests/test...      3   20.6K   95.0%   51.6s  ░░░░░░░░░░
 8.  rtk git show 07b3383 ...      2   15.7K   38.2%    94ms  ░░░░░░░░░░
 9.  rtk git show 57850c0 ...      2   13.8K   86.4%    67ms  ░░░░░░░░░░
10.  rtk find                     25   11.8K   71.7%    24ms  ░░░░░░░░░░
────────────────────────────────────────────────────────────────────────
  • 約 2.1M トークン削減
  • 削減率 約 76.4%

という結果になりました。

Caveman(Claude Code限定)

Caveman は Claude Code の出力を簡潔にすることで、出力トークン数を削減するツールです。RTK が入力トークンを削減するのに対し、Caveman は出力トークンの削減を目的としています。

インストール

curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/JuliusBrussee/caveman/main/install.sh | bash

利用方法

Claude Code 内で以下を実行します。

/caveman

動作原理

Claude Code の回答スタイルを変更し、説明や装飾を最小限に抑えた出力へ変換します。

Claude Code
↓
Caveman
↓
簡潔な回答へ変換
↓
出力トークン削減

削減効果の確認

以下のコマンドで統計情報を確認できます。ただしセッションごとの統計情報しか出力できません。

/ caveman-stats

実際の削減例

こちらも同様に、不具合解析や調査作業が中心のセッションで計測しました。

Caveman Stats
──────────────────────────────────
Turns:    442

Output tokens:         381,623
Cache-read tokens:     79,790,530

Est. without caveman:  1,090,351
Est. tokens saved:     708,728 (~65%)
Est. saved (USD):      ~$53.15

推定では、

  • 約 70 万トークン削減
  • 削減率 約 65%
  • Claude Opus 4 基準で約 53 ドル相当

という結果になりました。

入力と出力の両方を削減する

2つのツールはトークン削減対象が異なります。

  • RTK: 入力トークン
  • Caveman: 出力トークン

そのため、Claude Code 利用者であれば両方を導入することで相乗効果が期待できます。

実際に使ってみた感想

今回の計測は、コードを大量生成する開発というよりも、

  • 不具合解析
  • ログ調査
  • 原因切り分け
  • TRY & ERROR の繰り返し
  • AIとの長時間の対話

が中心でした。

そのため、入力情報を削減する RTK と、回答を簡潔化する Caveman の両方が非常に相性良く機能しました。特に「AIと会話しながら問題を掘り下げる」ような利用スタイルでは、想像以上にトークン削減効果が大きいと感じています。

まとめ

生成AIによる開発では、モデルの性能向上だけでなくトークン消費の最適化も重要になってきています。今回紹介したツールはどちらも導入コストが低く、既存のワークフローを大きく変更せずに利用できます。

Claude Code を日常的に利用している場合は、

  1. RTK で入力トークンを削減する
  2. Caveman で出力トークンを削減する

という組み合わせから試してみる価値は十分あると思います。

参考資料

24
27
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
24
27

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?