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AWS LightsailでWordPress開発を行う時のメモ

Last updated at Posted at 2022-09-21

AWS LightsailのWordPressインスタンスはBitnamiを用いて構築されていて少し癖があるので、初期構築時に編集しそうな箇所をメモとして残しておきます。

単語解説

  • Bitnami ( https://bitnami.com/ )は、WordPressなどのWebサービスと、その動作に必要なphp,mysqlなどのミドルウエアのパッケージです。
  • Amazon Lightsailは、AWSの月額制のサービスです。従量課金ではなく月額課金なので、レンタルサーバ的な使い方ができます。

初期設定の確認

Bitnami上のWordPressの初期ID/PWなどを調べる

# WordPress初期ユーザーのID/PWの出力
$ cat /home/bitnami/bitnami_credentials 

php.iniの場所、エラーログの場所

# エラーログの場所
/opt/bitnami/apache2/logs/error_log

# php.iniの場所
/opt/bitnami/php/etc/php.ini

ドキュメントルート

# 静的なコンテンツ資材の格納場所
/opt/bitnami/wordpress

# wp-content配下の資材の格納場所
/bitnami/wordpress/

# wp-config.phpの実体の場所
/bitnami/wordpress/wp-config.php

設定変更

ベーシック認証の設定

# /opt/bitnami/apache2/conf/vhosts/wordpress-https-vhost.conf の編集
# None を Allに書き換える
<Directory "/opt/bitnami/wordpress">
  AllowOverride None
  ...()

後は、/opt/bitnami/wordpress/.htaccess/opt/bitnami/wordpress/.htpasswdを適宜編集すればOK

キャッシュシステム

BitnamiのApacheはデフォルトでキャッシュが有効になるようにチューニングされているので、開発時には切っておき、サービスインするときに再び有効化するのが良さそうです。

# /opt/bitnami/php/etc/php.ini の編集
## 1 を 0にするとOFFになる
opcache.enable = 0

# /opt/bitnami/apache2/conf/httpd.conf の編集
## 以下の2箇所をコメントアウトする
# Include conf/pagespeed.conf
# Include conf/pagespeed_libraries.conf

# /home/bitnami/stack/apache2/conf/pagespeed.conf (AWS 上の bitnamiのみ)
## on を off にする
ModPagespeed off

以上の設定を実施後、sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apacheでapacheを再起動することでキャッシュが無効になりました。

ApacheやDBの停止・再起動

公式ドキュメント | docs.bitnami.com に詳しく載っています。

# サーバのステータス確認
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh status

# サービスの停止・再起動
## 停止
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh stop

## 再起動
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart

## apacheだけ再起動するとき
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache  

SSL証明書のインストール

BitnamiにはLet's Encrypt 証明書をインストールするための bncert-tool という独自の HTTPS 設定ツールがインストールされているのでこれを利用してSSL証明書をインストールします。

# 以下のコマンドを発行するとプロンプトが出てくる。
# 必要な情報を入力していけば、SSL証明書が発行され、自動で更新される。

$ sudo /opt/bitnami/bncert-tool 

メール送信環境の構築

いくつか方法と手順がありますが、ここでは外部SMTPサービスを利用した送信方法について触れます。

25番ポート開放申請

Lightsailインスタンスからメールを送信するために、オフィシャルのドキュメント | aws.amazon.com に記載の説明に則って、25番ポートの開放申請を行います。2回くらい英文メールのやりとりがあり、最大で48時間程度かかります。

SMTPサーバーの設定

Bitnamiの中にはsendmailがインストールされていないので、ASPサービスなどを利用してメールを送信する必要があります。最もかんたんなのがsendiblueだったので、WP Mail SMTPの使い方:WordPressでSMTPの設定をする方法 | kohsukenemoto.com
などを参考に、sendinblueの設定を行いました。

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