API テストをしていると、つい手作業で繰り返してしまうこと、ありませんか？
例えば「同じパラメータを何度も書き直す」「レスポンスを目で確認して終わる」…私も以前はそんな感じで、気づけば無駄に時間を消耗していました。
そこで使ってみて驚いたのが EchoAPI。特に AI 活用スクリプト と アサーション機能 を組み合わせることで、テストの自動化や効率化が一気に進みました。
本記事では、実際の例を交えながら AI スクリプトでの自動化方法 と アサーションの実践的な使い方 をまとめて解説していきます。
AIスクリプト生成：コードなしでコードを手に入れる
できること
「ランダムなユーザーデータでPOSTリクエストを送信する」といった一文を入力するだけで、EchoAPIのAIが即座にスクリプトを生成します（JavaScript、Python、cURL対応）。
変数の抽出、レスポンス解析、動的データ生成も可能です。
使い方
1. スクリプトエディタを開く
API編集ページで、実行タイミングに合わせて前処理または後処理を選びます。
2. AIに指示を出す
-
AI生成ボタン（ロボットアイコン）をクリック
-
自然言語で目的を入力：
- 「現在のタイムスタンプを yyyy-MM-dd 形式にして次のAPIに渡す。」
- 「レスポンスの
Acceptフィールドを抽出して環境変数に保存。」
3. コードを適用＆微調整
AIが生成したきれいなコードが自動で挿入されます。必要に応じて修正したり、さらに最適化をAIに依頼することも可能です。
なぜ画期的なのか
- コーディング不要 – 非エンジニア（例：PM）でも説明だけでテストスクリプトを作成可能、開発者依存を減らせます。
- コンテキスト理解 – APIのパラメータ、レスポンス構造、過去リクエストを解析し、実運用に即したコードを生成。
- 動的値も対応 – UUIDやタイムスタンプを自動挿入。
AIアサーション生成：推測なしのスマート検証
できること
AIがレスポンスを解析し、ステータスコード、フィールド存在、型チェック、ビジネスロジックまでを自動提案。手動アサーションは不要です。
使い方
1. 基本アサーションを自動取得
リクエスト送信後、AssertionsタブでAIが検証を提案：
- ステータスコード
200 -
dataフィールドの存在 -
successがtrue
2. カスタムアサーションで拡張
複雑な検証もAIに依頼可能：
- アサーションエディタで AI生成 をクリック
- 例：「
list配列の長さが0より大きいことを確認。」
- 生成されたアサーションを適用
3. テスト実行 → 結果確認 → 繰り返し
リクエストを再送し、その場で結果を確認：
- 緑 = 成功
- 赤 = 失敗（エラー内容も表示）
なぜ画期的なのか
- 網羅的にカバー – エッジケースやnullもチェック。
- ビジネスロジック対応 – 「注文合計が計算式と一致」なども検証。
- 事前にエラー防止 – タイムアウトや無効フォーマットも検出。
- フレームワーク連携 – Postman、Jestとシームレスに統合。
プロのコツ & 実用例
プロのコツ
- 環境変数をAIで自動抽出し次のAPIに利用
- ネストや配列を一括アサーション生成
- エンドツーエンドテストをAIで構築
- スニペット保存で再利用効率化
活躍シーン
- 新規APIの即スモークテスト
- Swaggerから即テストスイート作成
- チームオンボーディングに最適
従来の手動テスト vs AIテスト
| シナリオ | 手動スクリプト作成 | EchoAPI + AI |
|---|---|---|
| 作成時間 | 10～30分/API（コーディング必要） | < 1分（自然言語入力のみ） |
| アサーション網羅性 | スキル依存 | 実レスポンスを解析し自動生成 |
| 保守作業 | API変更時に手動修正 | AIが変更を検知し修正提案 |
| チーム協力 | 技術スタック必須＆詳細Docs必要 | 誰でも参加可能（スキル非依存） |
EchoAPIが選ばれる理由
- スクリプト作成の壁を下げる – 自然言語からAI生成、コーディング不要。
- アサーションを効率化 – フィールド存在、型検証、列挙値チェックまで自動網羅。
- テスト範囲拡張 – 境界値、例外処理、性能テスト、メトリック監視も対応。
EchoAPI の AI スクリプトとアサーションを活用すれば、API テストは「手間のかかる作業」から「ほぼ自動で回る仕組み」へと進化します。
単なる効率化だけでなく、ヒューマンエラー防止やチーム全体のテスト品質向上にもつながるのが大きな魅力です。
「もっとこういうスクリプトが便利だった」「こういうアサーションの書き方を試してみた」などの知見があれば、ぜひコメントで教えてください。この記事をきっかけに、API テストのベストプラクティスを一緒にアップデートしていけたら嬉しいです 🚀