CentOS8環境では、manpages-jaがパッケージで提供されていないので、日本語のマニュアルがほとんどない。catコマンドなど、基本的なコマンドのマニュアルも英語のものが提供される。
そのままでもいいんだけれど、日本語のマニュアルを入れてみようかなということで、以下でご提供いただいているファイルをダウンロードして、インストールしてみた。
https://linuxjm.osdn.jp/download.html
以下、実行した構文。
以下は、執筆時点の最新のアーカイブ(man-pages-ja-20210215.tar.gz)をダウンロードして、展開。展開したディレクトリをカレントディレクトリにする。
[...]# curl -O https://linuxjm.osdn.jp/man-pages-ja-20210215.tar.gz
...(実行結果省略)...
[...]# tar xzf man-pages-ja-20210215.tar.gz
[...]# cd man-pages-ja-20210215
以下は、インストール手順。
ほぼアーカイブの中に含まれるINSTALLファイルの通り。めちゃめちゃ親切に書かれている。
インストールに必要なパッケージをdnfでインストールしてから、make configを実行。インストールするマニュアル項目等の指定を行う。enterキーを押すと、既定値で進める。
その後、make installでインストール。
インストールしたマニュアルの索引情報を展開するためにmandbコマンドを実行。
[...]# dnf install perl-Env make
...(実行結果省略)...
[...]# make config
perl -w script/configure.perl
[INSTALLATION INFORMATION]
(just Return if you accept default)
Install directory [/usr/share/man/ja_JP.UTF-8] ?:
compress manual with..
0: none
1: gzip
2: bzip2
3: compress
select [0..3] : 1
uname of page owner [root] ?:
group of page owner [root] ?:
Directory: /usr/share/man/ja_JP.UTF-8
Compression: gzip
Page uid/gid: root/root
All OK? (Yes, [C]ontinue / No, [R]eselect) : C
[INSTALL PACKAGE SELECTION]
(just Return if you accept default choice)
(you can change the default by editing script/pkgs.list)
[ 0/120] shadow [Y/n] ?:
...(以降省略)...
[...]# make install
...(実行結果省略)...
[...]# mandb
/usr/share/man/overrides 内の古いデータベース要素を取り除いています...
...(以降省略)...
これで、manコマンドを実行すると、日本語のマニュアルが表示される。もちろんLANG変数の設定とかで、日本語環境になっている必要あり。