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ディスクに残っているIEオートコンプリート情報を静的に解析する

Last updated at Posted at 2017-03-03

前提となる環境

  • Internet Explorerで保存したオートコンプリートの情報をマシンが起動していない状態で出力する
  • 当該マシンのディスクイメージはddなどにより取得している
  • 当該マシンの環境は、Windows 7 / IE 11を利用

利用するツール

  • IE PassView
    http://www.nirsoft.net/utils/internet_explorer_password.html
    • IE PassViewを利用すると、オートコンプリートで保存したパスワード情報を出力することができる。
    • 既定だと、起動時のIE環境に保存されている情報に基づいて、出力をするが、指定したユーザーフォルダの情報に基づいて出力するように設定することもできる。
  • FTK Imager Lite
    http://marketing.accessdata.com/ftkimagerlite3.1.1
    • ディスクイメージの内容を参照できるツール。
    • ディスクイメージをマウントして利用することもできる。

操作

FTK Imager Liteによるディスクイメージのマウント

  1. [File] - [Image Mounting]
  2. Image Mounting画面で、ディスクイメージを指定。[Mount]をクリックし、指定したディスクイメージをマウントする iepv02b.jpg

IE PassViewによる参照

  1. [Options] - [Advanced Options]
  2. ユーザープロファイルの保存先を指定するように構成。その際、ログオン時に使用されていたパスワードも入力 iepv05.jpg
  3. 以下のように出力される。 iepv06b.jpg

補足

  • 元の情報はレジストリ情報に暗号化されて保存されている。
    • 保存先: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\IntelliForms\Storage2
    • 接続先のURLのハッシュ値ごとにキーを配置
    • この暗号化を解除するためにログオン時に使用されていたパスワードの情報が必要となる。
    • パスワード情報が入手できない場合には、SAMデータベースを解析するなどの手法が必要となる。
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