はじめに
Apple Adsの無料枠100ドル分を使って、6カ国で広告を出稿してみました。
結果として62インストールを獲得し、日本ストアでは狙っていたキーワード「コピペ」の検索順位が70位前後から14位まで上昇しました。
今回は実際の広告費や成果、感じたことをまとめます。
Apple Adsとは?
App Store内でアプリを宣伝できるAppleの広告サービスです。
広告の種類はTodayタブ、検索タブ、検索結果、プロダクトページがあり、今回は検索結果を使いました。
検索キーワードに応じて広告を表示できるため、ASOで狙うキーワードとの相性が良く、初回利用時は100ドル分の無料クレジットが付与されます。
Apple Adsを使おうと思ったきっかけ
リリースしたアプリが自力では伸びなかったからです。
ASO対策を行い世界48ストアに公開しましたが、1日1インストールされるかどうかという伸びでした。
アプリ自体には十分な完成度があると感じていたため、自然流入が増えるまではお金を払ってでも検索結果上位にもっていきたいと考えました。
どれくらいの金額でどれくらいのインストール数が見込めるかわからなかったため、とりあえず無料枠の100ドル分を試してみようと思いました。
今回広告を出すアプリについて
今回検証に使用したアプリは、iOS向けの定型文管理アプリ「こぴぴ」です。
キーボードに追加することで、事前に登録した定型文をワンタップで入力できます。
ユーザー辞書でも似たことはできますが、キーワードを覚える必要がなく、改行を含む文章にも対応しています。
アプリはこちらです。
成果
6カ国に出稿した結果は以下のとおりです。
| 国 | インストール数 | タップ数 | 支出額 | CPC | CPI |
|---|---|---|---|---|---|
| 香港 | 7 | 25 | ¥905 | ¥36 | ¥129 |
| 日本 | 32 | 113 | ¥4,866 | ¥43 | ¥152 |
| 台湾 | 12 | 55 | ¥1,881 | ¥34 | ¥157 |
| サウジアラビア | 5 | 31 | ¥1,916 | ¥62 | ¥383 |
| シンガポール | 5 | 43 | ¥2,933 | ¥68 | ¥587 |
| UAE | 1 | 29 | ¥1,809 | ¥62 | ¥1,809 |
| 合計 | 62 | 296 | ¥14,310 | ¥48 | ¥231 |
※CPC=1タップあたりの広告費、CPI=1インストールあたりの広告費
今回は香港・日本・台湾が特に高い費用対効果となりました。一方で、中東やシンガポールは想定よりCPIが高く、国選びの重要性を実感しました。
特にUAEでは1インストールあたり¥1,809となり、香港(¥129)と比べると約14倍の差がありました。
やってよかったこと
- 日本だけでなく香港・台湾にも出稿したこと
CPIも低く、想像以上に成果が良かった - まず無料100ドルだけ試したこと
リスクを抑えながら傾向を把握できた - CPIを見ながら成果の悪い国を止めたこと
無駄な広告費を早めに削減できた
結果
広告配信後、日本ストアで狙っていたキーワード「コピペ」の順位は70位前後から14位まで上昇しました。
もちろんApple Adsだけが順位上昇の要因とは言い切れませんが、短期間でここまで順位が変化したことから、広告によるインストール増加も一定の影響はあったと考えています。
また、Apple Adsではキーワードごとの表示回数やタップ率なども確認できるため、ASO改善の参考データとしても非常に有益でした。
Apple Adsはインストールを増やすだけでなく、ASO改善のためのデータ収集ツールとしても価値があると感じました。
今後の展開
今回検証に使ったアプリでは、採算だけを考えると1インストールあたり¥30以下で獲得したいと考えています。
このまま継続すれば短期的には大幅な赤字になる見込みですが、検索順位が上がることで自然流入の増加も期待できるため、「コピペ」で5位以内に入るまでは先行投資として出稿を続ける予定です。
最後に
今回の合計支出は¥14,310で、無料枠100ドルの範囲内で試すことができました。
今後も広告運用を続ける中で、新たな気づきや変化があれば記事として共有したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。