こんにちは!ポーラ・オルビスホールディングスで内製開発エンジニアをしている阪田です。
先日、カオナビさんと合同勉強会を行いました。
今回はそのイベントレポートと、またOST(Open Space Technology)という「参加者駆動型」のディスカッションを行ったので、その振り返りもしていこうと思います。
▼カオナビさんのイベントレポートはこちら
勉強会の概要
昨年10月、CTO協会の勉強会に参加した際にカオナビさんのエンジニアの長力様と知り合い、そこで意気投合したのがきっかけで、今回の合同勉強会の開催に至りました。
弊社からは内製開発エンジニアをはじめ9名、カオナビさんからはエンジニア組織から8名の計17名が当日参加しました。
内容は、前半1時間でLT発表を行い、後半1時間でディスカッション(OST)を行う、約2時間ほどの勉強会です。
LT・ショートセッション
まず最初に、両社から3名ずつ、LT(5分)・ショートセッション(10分)の発表を行いました。
ここでは両社の発表の一部をご紹介します。
弊社からは、エンジニアチームでスクラムマスターを務める川田が「2チーム合同デイリー」施策について話しました。
これは、別プロダクトを担当する2つのスクラムチームが毎朝のデイリーを合同で行うことで、チーム間の壁をなくし連携を強化するというものです。
弊社で実際に取り組んでいる施策ですが、こうして勉強会で発表し、改めて言語化することで、自分たちもその目的や効果を再認識する良い機会になりました。
カオナビさんからは、佐野さんより「社外コミュニティの活用」についてお話しいただきました。
コミュニティで得た知見をそのまま持ち帰っても条件の違いでうまくいかないことが多い中、「持ち帰る→試す→失敗→コミュニティで相談」の反復サイクルが有効だという話が印象的でした。
他にも、両社から以下の施策・知見の発表が行われました。
- 「Claude Code 社内マーケットプレイスのすすめ」
- 「ORBISコミュニティサイトの開発構成」
- 「作業明確化AIチャットボットの作成」
- 「スクラムにおける見積もりの改善施策」
LTで「これもっと詳しく聞きたい・話したい」という話題が溜まり、温まった段階で後半のOSTに入っていきます。
OST
OSTとは
テーマごとに分かれてディスカッションを行うワークショップです。冒頭でも触れましたが「参加者駆動型」であり、参加者がテーマ出しから進行まで主体的に行います。
大まかなルールは以下です。
OSTの基本ルール
- 参加者がその場でテーマを出す
- テーマごとにグループに分かれて議論する
- 興味があるテーマに途中移動OK
OSTの原則や進め方については、以下を参考にしました。
また、開催例としてサイボウズさんのこちらのブログ記事も参考にさせていただきました。
テーマ出し & マーケットプレイス

テーマを思いついた人がホワイトボードにテーマを貼っていきます。

テーマを参加者で整理し、4つのテーマに分かれ、30分のセッションが行われることが決まりました。
ディスカッション(分科会)
各自話したいテーマの島に集まり、それぞれのテーマについて意見交換を行いました。

A島「学習・キャッチアップ方法」 のディスカッションでは、各自の学習方法について共有が行われました。
おすすめのUdemy、交流会でのキャッチアップなどに加え、
画面共有をしながらその人のAIの使い方をチーム全体に共有する、といった方法も紹介されました。
AIの活用は属人化しがちなので、チームに開くこのアプローチは弊社でもやってみたいと感じました!

B島「AIにどれぐらい仕事を委譲してますか?」 では、プロダクトの種類やフェーズによってAIの任せ方が全然違うという話が中心でした。
「ここはもうAIでいけている」「ここはまだ人間じゃないと厳しい」という線引きの話が行われ、参加者それぞれの現場感が出るテーマだったようです。

C島「コードレビュー大変すぎ!」 では、エンジニア共通の悩みと言ってもよいレビュー負荷について、AIを使った効率化の工夫や、レビュー体制の違いについて情報交換が行われました。

D島「AIコーディング時代って設計の価値が高いの?」 では、AIにコードを書かせる前提での設計について議論が行われました。
モノレポとマルチレポ、それぞれで開発している人が集まっていたので、実務での使い分けやメリット・デメリットをリアルな体験ベースで情報交換できたのも良かったです。
30分のディスカッション終了後、各テーマでの話の内容や出たアイデアを全体に共有してOSTは終了となりました。
OSTの感想
参加者主体の形がよかった
弊社エンジニアチームにとっては初めてのOSTでしたが、とても良い交流・学びの場になりました!
当日その場でテーマが出せるので、全員が本当に興味のあるテーマについて話ができ、参加者が積極的に意見交換に入りやすいなと感じました。
動き方の自由さが良かった
OSTの「自由に途中移動して良い」というルールに基づき、1つのテーマを深掘りする人、複数の島を回る人と、参加スタイルはそれぞれでしたが、どちらもOKという自由さが心地よく、初対面でもカジュアルに話せる空気が自然にできていました。
一方で、「もっと一つのテーマを掘り下げたい」「複数テーマに参加したかった」という参加者の声もあったので、次回はセッション数や時間の取り方を工夫していきたいと思いました。
また、椅子を使わずスタンディングにしたり、途中で中間発表を設けて他のテーマの様子を共有するなど、もっと気軽に島を行き来できる工夫も試してみたいです。
まとめ
今回の交流を通じて、SaaSと事業会社という業種の違い以上に、エンジニア組織の規模やプロダクトの規模から来る開発スタイルの違いを肌で感じることができました。
特にAI活用の部分は、両社の現場ならではの工夫が多く、チームとしても持ち帰って実践したいものが多かったです。
また、他社エンジニアとの交流や勉強会への参加は学びが大きいと改めて実感したので、今後もこうした機会を積極的に作っていけるといいなと思いました!


