気をつけようライセンス管理!
HPEのサーバのリモート管理ツールであるiLOのライセンスキーですが、昔のバージョンではiLOのWeb画面から表示可能でした。
iLOのチップはマザーボードに搭載されており、交換をするとライセンスが消えるため、交換前にメモをしておいて、交換後に再投入の必要があります。
ML310e Gen8 v2が故障し、マザーボード交換の必要が出てきてしまいました。
こいつのライセンスのメモないけど、iLOまだ生きてるし救えるだろうと思っていたわい。
保守員の方から「最近のiLOはライセンスの一部しか表示できないので、どこかにメモありますか?」と言われて無事死亡。
サポートに問い合わせれば再発行してもらえるかもと助言を受け、問い合わせするものの購入時の書類などが必要と言われさらに2度目の死亡。
一応本体シリアルだけで駄目元でライセンス管理部署に確認してみるが、再発行されない可能性が高いと言われ3度目の死亡。
いろいろ調べたところ、インストールされているWindowsが起動するのであれば、以下手順でライセンス確認が行えるとわかり、一度交換してもらったマザーを仮組みで戻してもらって確認できました。
保守員の方ご迷惑お掛けしました・・・
確認方法
- 以下のようなXMLファイルを作成する。ここではilo.xmlとし、Cドライブ直下に置きました。
<RIBCL VERSION="2.0">
<LOGIN USER_LOGIN="<ilo管理者ID>" PASSWORD="<ilo管理者パスワード>">
<RIB_INFO MODE="read">
<GET_ALL_LICENSES/>
</RIB_INFO>
</LOGIN>
</RIBCL>
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下を実行
c:\Program Files\Hewlett Packard Enterprise\HPONCFG\hponcfg /f c:\ilo.xml /l c:\log.xml /v
または
c:\Program Files\HP\HPONCFG\hponcfg /f c:\ilo.xml /l c:\log.xml /v
- 「Script succeeded」と出てくればOK、上記log.xml内に以下のような感じでライセンスが表示される
<?xml version="1.0"?>
<RIBCL VERSION="2.23">
<RESPONSE
STATUS="0x0000"
MESSAGE='No error'
/>
</RIBCL>
<?xml version="1.0"?>
<RIBCL VERSION="2.23">
<RESPONSE
STATUS="0x0000"
MESSAGE='No error'
/>
</RIBCL>
<?xml version="1.0"?>
<RIBCL VERSION="2.23">
<RESPONSE
STATUS="0x0000"
MESSAGE='No error'
/>
</RIBCL>
<?xml version="1.0"?>
<RIBCL VERSION="2.23">
<RESPONSE
STATUS="0x0000"
MESSAGE='No error'
/>
<GET_ALL_LICENSES>
<LICENSE>
<LICENSE_TYPE VALUE= "iLO 4 Essentials"/>
<LICENSE_KEY VALUE= "XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX"/>
<LICENSE_INSTALL_DATE VALUE= "Mon Mar 3 15:03:45 2014"/>
<LICENSE_CLASS VALUE="FQL"/>
</LICENSE>
</GET_ALL_LICENSES>
</RIBCL>
<?xml version="1.0"?>
<RIBCL VERSION="2.23">
<RESPONSE
STATUS="0x0000"
MESSAGE='No error'
/>
</RIBCL>
<?xml version="1.0"?>
<RIBCL VERSION="2.23">
<RESPONSE
STATUS="0x0000"
MESSAGE='No error'
/>
</RIBCL>
<?xml version="1.0"?>
<RIBCL VERSION="2.23">
<RESPONSE
STATUS="0x0000"
MESSAGE='No error'
/>
</RIBCL>
ちゃんとメモしておくのが一番だけど、表示できなくなって困っている人がいたら参考にしてください。