今回はIPv4のサブネットにて使用できるIPアドレス数を求める方法をご紹介致します。
初めに
IPv4アドレスは32ビットの数値で構成されております。
サブネットマスクによってネットワーク部分とホスト部分が区切られます。
下記IPアドレスの例となります。
192.168.1.0/24
※上記アドレス例となっており、深い意味はありません。
上記の「/24」はネットワーク部分が24ビットという事になります。
全体が32ビットとなっておりますのでホスト部分は8ビットという事になります。
計算方法
それでは利用できるPアドレス数を求める計算方法をご紹介します。
例は先ほど同様に以下を使用します。
192.168.1.0/24
ホスト部分のビット数を求める
初めにホスト部分のビット数を求める必要があります。
「/24」の場合は以下のようになります。
32 - 24 = 8
今回のホスト部分のビット数は「8ビット」となります。
ホスト部分で利用できるIPアドレス数を計算する
次に利用できるIPアドレス数を計算します。
公式は以下となります。
2のn乗
上記のnの部分に先ほど求めたホスト部分のビット数を代入します。
今回の場合の計算式は以下となります。
2の8乗
2✖️2✖️2✖️2✖️2✖️2✖️2✖️2 = 256
したがって利用できるIPアドレスはは256個となります。
利用できないPアドレスを除く
通常のサブネットでは最初のアドレスと最後のアドレスは利用できないルールとなっております。
その為、先ほど計算した数字から2を引く必要があります。
256 - 2 = 254
結果
以上の計算を元に使用できるIPアドレス数は「254個」となります。