①変数とは?
②Rubyの変数を使う上での注意点
以上の2点を簡単に説明していきます。
変数とは?
まず変数というのは、文字列などの値を格納するための箱のようなものという例えがよく使われます。簡単な例を以下に記述します。
a = "tanaka"
b = 20
puts a #ターミナルの出力は「tanaka」
puts b #ターミナルの出力は「20」
上記の「=」から見て左側にあるのが変数「a」、右側にあるのが値の「tanaka」になります。
「a」という変数に「tanaka」という値を代入しています。
その下の「b」という変数に数値の「20」を代入しています
Rubyでは文字列を入力するときは「" "」(ダブルクォーテーション)を使います。そして、数値を入れるときは「" "」は必要ないので数値を入れるときは「" "」を外しています。
そしてその下で、putsメソッドを使って「a」と「b」を呼び出して中にある「tanaka」と「20」という値を表示しています。
ここで使われている演算子の「=」は、代入演算子と呼ばれています。
Rubyの変数を使う上での注意点
変数を使う上で注意点がいくつかあります。
1.予約語を使わない、使えない
2.変数定義は必ず小文字か「_」(アンダーバー)から始まるように定義する、数字からは始めない!(スネークケース)
1.予約語を使わない、使えない
そもそも予約語って...?予約語とは簡単にいうと、変数や定数などに使うことができないもの、その単語が役割を持っている物のことを言います。
例えば分岐処理をするための「if」は予約語です。クラスの定義するための「class」も予約語です。これらを使うとエラーが返されます。
変数を定義するときはこの予約語に気をつけましょう!
予約語一覧
BEGIN class ensure nil self when
END def false not super while
alias defined? for or then yield
and do if redo true __LINE__
begin else in rescue undef __FILE__
break elsif module retry unless __ENCODING__
case end next return until
予約語の参考記事
https://docs.ruby-lang.org/ja/latest/doc/spec=2flexical.html
2.変数定義は必ず小文字か「_」(アンダーバー)から始まるように定義する、数字からは始めない!(スネークケース)
変数を定義する上で大事なことです!!!!!
20 = 20 #数字から始まっているのでエラーになる!!!!
_20 = 20 #これはアンダーバーから始まっているので「変数」として定義できる!!!!
number = 20 #小文字なので「変数」として定義できる!!!!!!
Number = 20 #大文字なので「定数」としてみなされる!!!!!!!
このように変数には命名規則があるので注意しましょう!
スネークケースとはなんぞ...?
スネークケースとは単語の始まりを小文字で始め、繋ぎの部分を「 _ 」(アンダーバー)で繋いで記述することを言います。
※他にも「キャメルケース」「アッパーキャメルケース」がありますが今回の記事には関係ないので省きます。気になる方は各自調べてみてください。
ん?どゆこと...?
以下にいくつかの例を記述します。
user_name = "tanaka"
user_age = 20
puts user_name #ターミナルの出力は「tanaka」
puts user_age #ターミナルの出力は「20」
このように「user_name」としている「user」と「name」の間に「 _ 」を入れて記述することをスネークケースと言います。
「user_age」も同じです。
スネークケース参考記事
https://wa3.i-3-i.info/word1180.html
※Rubyでは変数を定義するときに始まりを大文字にしてしまうと定数としてみなされるため注意が必要です。
定数が気になる方は調べてください。
まとめ
・変数は値を入れるための箱のような物、変数の定義は代入演算子「=」を使って定義する。
・変数定義の注意点、数字からは始めない!小文字か_(アンダーバー)から始めること!
・小文字の繋ぎには_(アンダーバー)をつける!
参考記事
https://docs.ruby-lang.org/ja/latest/doc/spec=2fvariables.html