2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ポケモンで学ぶ統計学

2
Posted at

統計でやることは次の3つだけ

・平均や割合を「比べる」
・関係を「数式で表す」
・確率や分布を「理解する」

以下はこの3つを
どの手法で処理するかの一覧。

────────────────────────
平均を比べたいとき(連続データ・正規系)
────────────────────────

t検定

目的
・平均の差が偶然かどうかを調べる

使う条件
・母分散がわからない
・標本数が少ない

対応のあるt検定
・同じ個体の前後比較

ポケモン例
・同じピカチュウ10匹について
「きあいだま」習得前後で
攻撃実数値の平均が変わったか

対応のないt検定
・別グループ同士の比較

ポケモン例
・カントー産ピカチュウ20匹

ジョウト産ピカチュウ20匹の
平均すばやさ実数値が異なるか

1標本t検定
・標本平均 vs 理論値

ポケモン例
・あるジムのピカチュウ15匹の
平均HP実数値が
図鑑想定平均(種族値35)と異なるか

────────────────────────
z検定
────────────────────────

目的
・平均や割合の差を調べる

使う条件
・母標準偏差が既知
・標本数が多い

平均のz検定
ポケモン例
・新型モンスターボールで
捕獲したピカチュウ100匹の
捕獲までの平均ターン数が
旧型(平均5ターン)より短いか

比率のz検定
ポケモン例
・新型ボールの捕獲成功率が
旧型(成功率30%)と異なるか

────────────────────────
カテゴリデータを扱うとき
────────────────────────

カイ二乗検定

目的
・カテゴリ間の関係を見る
・理論分布との一致を見る

独立性の検定
ポケモン例
・ピカチュウの性別(♂♀)と
「10万ボルト」が
急所に当たるかどうかに
関係があるか

適合度検定
ポケモン例
・草むらで出現した
ピジョン・コラッタ・キャタピーの
出現回数が
「同確率」という仕様と一致するか

────────────────────────
ばらつきを比べたいとき
────────────────────────

F検定

目的
・2つの分散が等しいか

ポケモン例
・リザードンの「かえんほうしゃ」と
シャワーズの「なみのり」で
ダメージの安定性(分散)が同じか

────────────────────────
3グループ以上を比べたいとき
────────────────────────

分散分析(ANOVA)

1元配置
・要因が1つ

ポケモン例
・オレンのみ
・オボンのみ
・チーゴのみ

を持たせたときの
ピカチュウのHP回復量平均に差があるか

2元配置
・要因が2つ
・交互作用を見る

ポケモン例
・バトル形式(シングル/ダブル)
×
・性格(ようき/おくびょう)


ピカチュウの勝率にどう影響するか

────────────────────────
正規分布が怪しいとき
────────────────────────

ノンパラメトリック検定

ウィルコクソン順位和検定
・中央値の比較

マン・ホイットニーU検定
・分布の違い

ポケモン例
・トレーナー8人が評価した
「でんじは」と「あまえる」の
使いやすさスコア比較

────────────────────────
関係を数式で表したいとき
────────────────────────

単回帰分析

目的
・1つの要因の影響を見る

モデル
Y = aX + b

ポケモン例
・レベルが上がると
ピカチュウの攻撃実数値が
どれだけ増えるか

────────────────────────

重回帰分析

目的
・複数要因の影響を同時に見る

モデル
Y = a1X1 + a2X2 + a3X3 + b

ポケモン例
・攻撃実数値を
レベル
攻撃努力値
性格補正

から同時に説明する

────────────────────────

ロジスティック回帰

目的
・成功/失敗の確率を推定

モデル
P = 1 / (1 + exp(−(aX + b)))

ポケモン例
・捕獲成功(1)/失敗(0)を
HP残量
ボール種類
状態異常

から推定する

────────────────────────
確率分布(離散)
────────────────────────

ベルヌーイ分布
・成功か失敗


・「かみなり」が命中する/外れる

二項分布
・成功回数


・10回攻撃して命中した回数

ポアソン分布
・希少イベント回数


・1時間で色違いに出会う回数

幾何分布
・初成功までの回数


・初捕獲までのボール数

超幾何分布
・非復元抽出


・ボックス30匹中にミュウツーがいる確率

負の二項分布
・成功がr回起きるまで


・3匹捕獲成功するまでの失敗回数

────────────────────────
確率分布(連続)
────────────────────────

正規分布
・左右対称
・山が1つ


・同条件ピカチュウ100匹の
すばやさ実数値分布

標準化
Z = (X − μ) / σ

指数分布
・次のイベントまでの時間


・次に色違いが出るまでのバトル数

一様分布
・すべて同確率


・ねむりターン数1〜3

────────────────────────
推定と検定の基礎
────────────────────────

点推定
・平均値を1つ出す

区間推定
・95%信頼区間

仮説検定
H0:差はない
H1:差がある

p値
・偶然で起きる確率

有意水準
・5%が基本

第1種の誤り
・効果なしを「あり」と判断

第2種の誤り
・効果ありを「なし」と判断

検定力
・効果を見抜く力

────────────────────────
感覚まとめ(最重要)
────────────────────────

・平均を比べる → t / z
・割合 → z
・カテゴリ → カイ二乗
・ばらつき → F
・3群以上 → ANOVA
・正規怪しい → ノンパラ
・関係を知る → 回帰
・成功確率 → ロジスティック

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?