1. はじめに(Introduction)
Markdownで記述された表(性能比較、数値データ、学習教材など)を、手作業でグラフ化するのは非効率である。
本記事では、ChatGPTなどの生成AIに入力できるプロンプトテンプレートとして、
Markdown表を自動で可視化し、発表資料・教材向けにPNG出力するPythonスクリプトを生成するための構造を示す。
2. プロンプト設計の目的(Purpose)
Markdown表 → Python → グラフ(matplotlib)という自動変換を実現する。
主な用途:
- 技術論文の性能比較表を可視化(棒グラフ/折れ線)
- 教材用データ表の即時グラフ化
- 自動レポート生成やColab可視化スクリプト作成
3. プロンプト本体(Prompt Template)
以下のテンプレートをChatGPTに入力すると、
指定条件を満たすPythonスクリプトが自動生成される。
【入力テキスト】
(ここに任意のMarkdown形式の表データを貼り付けてください)
【プロンプトタイトル】
任意のMarkdown表を整形してPNG画像として出力する日本語対応Pythonスクリプト生成プロンプト(棒グラフ禁止)
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【目的】
任意のMarkdown形式の表を、Pythonで自動的に整形し、**高解像度PNG表画像**として出力する。
棒グラフ・折れ線グラフなどの可視化は禁止し、**表そのものを綺麗に描画する**。
研究発表・教材・論文図表に直接貼り付け可能なデザインで出力。
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【条件】
1. 出力はPythonコードのみ(解説・コメント・装飾文なし)
2. コード冒頭に以下4項目をコメントで明記
3. 使用ライブラリを先頭で `!pip install pandas matplotlib japanize-matplotlib` として明示
4. pandasでMarkdown表をDataFrameに変換し、matplotlibの `ax.table` で描画
5. 棒グラフ・折れ線グラフなど数値可視化は禁止(表表示のみ)
6. `japanize-matplotlib` により日本語フォント対応
7. 表の背景色・枠線・ヘッダ行の色分けを自動設定(ヘッダ:濃青、文字白)
8. 画像は300dpi PNGで保存(例:`table_output_jp.png`)
9. Pythonコード内には日本語+英語コメントを併記し、初学者でも理解可能な構成
10. 出力は表画像生成に必要な**完全なスクリプトのみ**。文章・絵文字・注釈は禁止。
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【出力形式】
Pythonコードのみ。
任意のMarkdown表を画像化する再現可能なスクリプト。