事前準備
Windows Power Shellを管理者として実行し、WSLサービスの再起動をしておきます。
これを怠ると、ディストリビューションの移動に失敗することがあります。
PS C:\> net stop LxssManager
PS C:\> net start LxssManager
移動先フォルダの作成
今回は、DドライブのWSL
フォルダに移動することにしました。
フォルダを作成し、権限を付与します。
PS C:\> cd d:
PS D:\> mkdir WSL
PS D:\> icacls D:\WSL /grant $env:USERNAME":(OI)(CI)(F)"
LxRunOfflineのダウンロード
ここからLxRunOffline.zipをダウンロード。
ここでは、LxRunOffline-v3.4.0.zip
をダウンロードしました。
zipファイルを適当なフォルダに展開します。今回はC:\LxRunOffline
フォルダに展開しました。
WSL ディストリビューション名の取得
移動操作のために、ディストリビューション名を取得しておきます。
PS D:\> cd c:\LxRunOffline
PS C:\LxRunOffline> .\LxRunOffline.exe list
Ubuntu-18.04
Ubuntu-18.04
がディストリビューション名です。
ディストリビューションの移動
moveコマンドを使用し、WSLフォルダを移動します。
- -n
ディストリビューション名
- -d
ディストリビューションの移動先
PS C:/LxRunOffline> .\LxRunOffline.exe move -n Ubuntu-18.04 -d d:\wsl\Ubuntu-18.04
以下のコマンドで、移動先を確認できます。
PS C:\LxRunOffline> .\LxRunOffline.exe get-dir -n Ubuntu-18.04
d:\wsl\Ubuntu-18.04
注意事項
ディストリビューションの移動を行うと、ディストリビューションのアンインストールしても、移動先フォルダは残ったままになるようです。
以上。