MacBookにOpenClawをインストールする手順の覚書です。
はじめに
OpenClawはAIエージェントをローカルで動かすための実験的なソフトウェアです。この記事ではMacBookへのインストール手順をまとめます。
前提条件
- macOS 12 (Monterey) 以降
- Apple Silicon (M1/M2/M3) または Intel プロセッサ
- 8GB RAM 以上
- Node.js 22 以上
ステップ 1:Xcode コマンドラインツールのインストール
ターミナルで以下を実行します。
xcode-select --install
実行するとポップアップが表示されるので「インストール」をクリックしてください。数分で完了します。
インストール済みかどうか確認したい場合:
xcode-select -p
# /Library/Developer/CommandLineTools と表示されればOK
ステップ 2:Homebrew と Node.js のインストール
未インストールの場合のみ実行します。
# Homebrew をインストール
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
# Node.js 22 をインストール
brew install node@22
ステップ 3:OpenClaw 本体のインストール
方法 A(推奨):ワンライナーインストール
Homebrew・Node.js・Git を自動で確認し、必要なら自動インストールしてくれます。
curl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash
方法 B:npm でインストール
npm install -g openclaw
インストール後は http://localhost:18789 をブラウザで開くとゲートウェイにアクセスできます。
ステップ 4:初期セットアップ(オンボーディング)
以下のコマンドでオンボーディングウィザードを起動します。
--install-daemon フラグを付けると、起動時に自動でバックグラウンド実行されます。
openclaw onboard --install-daemon
ウィザードでは以下を設定します:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 認証 | Anthropic API キー(console.anthropic.com で取得) |
| ゲートウェイ設定 | デフォルトはポート 18989
|
| チャンネル設定 | メッセージアプリの接続(後からでも可) |
ステップ 5:動作確認
openclaw dashboard
ブラウザで http://127.0.0.1:18789/ が表示されれば成功です。
トラブルシューティング
command not found と表示される
PATHが通っていない可能性があります。~/.zshrc に以下を追記してください。
export PATH="$(npm prefix -g)/bin:$PATH"
追記後、以下を実行して反映させます。
source ~/.zshrc
sharp のインストールエラーが出る
以下の環境変数を付けて再インストールします。
SHARP_IGNORE_GLOBAL_LIBVIPS=1 npm install -g openclaw@latest
Node.js のバージョンが古い
OpenClaw は Node.js 22 以降 が必要です。以下で現在のバージョンを確認してください。
node -v
古い場合は Homebrew でアップデートします。
brew upgrade node
まとめ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | Xcode CLIツールのインストール |
| 2 | Homebrew / Node.js のインストール |
| 3 | OpenClaw 本体のインストール |
| 4 | オンボーディング(APIキー設定など) |
| 5 | ダッシュボードで動作確認 |
公式サイト:https://openclaw.ai
補足:ファイル操作を有効にする(ツールプロファイルの変更)
デフォルトのインストール状態では、ツールプロファイルが messaging に設定されており、ファイルの読み書きができない場合があります。
設定ファイルを編集する
nano ~/.openclaw/openclaw.json
以下の部分を見つけて:
"tools": {
"profile": "messaging"
}
このように変更します:
"tools": {
"profile": "full"
}
OpenClaw を再起動する
openclaw gateway restart
再起動後、ファイルの読み書きを含むフルセットのツールが使えるようになります。
ℹ️ 補足:
fullプロファイルではファイル操作・コマンド実行など幅広い権限が付与されます。信頼できる環境での使用を前提としています。
gog セットアップマニュアル(Gmail / Google Workspace)
概要
gog は Gmail・Calendar・Drive・Contacts・Sheets・Docs を CLI から操作できるツールです。
OAuth 認証を使うため、アプリパスワード不要で安全に接続できます。
前提条件
- macOS(Homebrew インストール済み)
- Google Cloud プロジェクト(既存または新規)
- 対象の Gmail アカウント
ステップ 1:gog のインストール
brew install steipete/tap/gogcli
確認:
gog --version
ステップ 2:Gmail API を有効化
Google Cloud Console で対象プロジェクトの Gmail API を有効にします。
→ https://console.cloud.google.com/apis/library/gmail.googleapis.com
「有効にする」を押す(すでに「管理」と表示されていれば有効済み)
ステップ 3:OAuth クライアント ID を作成
-
認証情報ページを開く
→ https://console.cloud.google.com/apis/credentials -
「+ 認証情報を作成」→「OAuth クライアント ID」 をクリック
-
アプリケーションの種類:「デスクトップアプリ」 を選択
-
名前を入力(例:
gog)→ 「作成」 -
作成完了後、「JSON をダウンロード」 をクリック
ステップ 4:認証情報を gog に登録
ダウンロードした JSON ファイルを指定して登録します。
gog auth credentials ~/Desktop/client_secret_xxx.apps.googleusercontent.com.json
成功すると以下のように表示されます:
path /Users/yourname/Library/Application Support/gogcli/credentials.json
client default
ステップ 5:アカウントを追加・OAuth 認証
gog auth add あなたのアドレス@gmail.com --services gmail,calendar,drive,contacts
ブラウザが自動で開くので、対象の Google アカウントを選択して 「許可」 をクリック。
ターミナルに以下が表示されれば成功:
email あなたのアドレス@gmail.com
services calendar,contacts,drive,gmail
client default
ステップ 6:デフォルトアカウントの設定
毎回 --account を指定しなくて済むよう ~/.zshrc に追加します。
echo 'export GOG_ACCOUNT=あなたのアドレス@gmail.com' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
動作確認
gog gmail search 'newer_than:7d' --max 10
メール一覧が表示されれば完了です。
よく使うコマンド
# 過去7日のメールを検索
gog gmail search 'newer_than:7d' --max 10
# 未読メールを表示
gog gmail search 'is:unread' --max 10
# 送信者で絞り込み
gog gmail messages search 'from:example@gmail.com' --max 10
# メールを送信
gog gmail send --to 相手@example.com --subject "件名" --body "本文"
# 登録済みアカウントを確認
gog auth list
トラブルシューティング
ブラウザが開かない場合
gog auth add 実行時にターミナルに URL が表示されます。その URL をブラウザに貼り付けて認証してください。
認証情報をリセットしたい場合
rm -rf ~/Library/Application\ Support/gogcli/
上記削除後、ステップ 4 からやり直してください。