サイト「Go 開発者向けの Azure | Microsoft Docs」の「クイックスタート」を始めるにあたり、コマンドラインツールで実行しようとすると、
- Azure CLI(macOSの場合:要 Homebrew)
- Azure SDK for Go
のインストールが必要となります。本記事では、次のサイト記事を参考にして、これらのセットアップ手順を自分メモとしてまとめました。
事前準備
Azureアカウントは取得済です。取得手順は次の記事にして投稿しています。
Goはインストール済です。Azure SDK for GoではGo 1.8(Azure Stack プロファイルだと1.9)以降が必要です。
Goのバージョンを確認。
% go version
go version go1.15.6 darwin/amd64
サイト「Azure SDK for Go を使用する開発者向けのツール」の補足
コマンドラインツールではありませんが、コードエディター「Visual Studio Code」はインストール済です。
Azure DevOps プロジェクトについては、別記事で投稿します。
依存関係管理ツール「dep」は、プロジェクトが終了しているので使いません。現在、Azure SDK for Go自体も脱dep化に取り組んでいる最中です。
Azure CLI
Azure CLIのインストール手順は、次のサイトに用意されています。
私の開発環境はmacOSのため、サイト内の「Install on macOS」リンクをクリックして詳細を確認しました。
Homebrewのインストール
macOSでは、パッケージマネージャー「Homebrew(brewコマンド)」を使ってAzure CLIをインストールします。
- Homebrew公式サイト:macOS(またはLinux)用パッケージマネージャー — Homebrew
Homebrew公式サイトに記載されているインストールコマンドをコピーし、ターミナルにペーストしてインストールを開始します。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
インストールには管理者権限が必要のため、macOSにログインしたユーザーのパスワードの入力が促されます。ログインユーザーのパスワードを入力して[Enter]キーを押下します。
Password:
インストールを続けるか中止するか問われます。[RETURN]または[Enter]キーを押下すると続行、それ以外のキーを押下すると中断されます。[Enter]キーを押下します。
Press RETURN to continue or any other key to abort
インストールが完了したら、コマンドを使用できるかバージョン表示して確認します。
% brew -v
Homebrew 2.7.2
Homebrew/homebrew-core (git revision b692fd85; last commit 2021-01-11)
アンインストールする場合は、公式サイトのFAQドキュメントの該当項目をご確認ください。
Azure CLIのインストール
brewを使ってAzure CLI(azコマンド)をインストールします。
サイトに記載されているインストールコマンドをコピーし、ターミナルにペーストしてインストールを開始します。
% brew update && brew install azure-cli
インストールが完了したら、コマンドを使用できるかバージョン表示して確認します。
% az version
{
"azure-cli": "2.17.1",
"azure-cli-core": "2.17.1",
"azure-cli-telemetry": "1.0.6",
"extensions": {}
}
アンインストールする場合は、brewコマンドのuninstall指定で行います。
% brew uninstall azure-cli
コマンドの最新化
Homebrew(brewコマンド)
本体を最新化するには、updateを指定します。
% brew update
brewでインストールしたモジュール群を最新化するには、upgradeを指定します。
% brew upgrade
Azure CLI(azコマンド)
本体を最新化するには、upgradeを指定します。
% az upgrade
両方
brew本体と、az本体および関連するモジュールをまとめて最新化するには、次のコマンドを実行します。
$ brew update && brew upgrade azure-cli
Azure SDK for Go
サイトに記載されているインストールコマンドをコピーし、ターミナルにペーストしてインストールまたは最新化を行います。
% go get -u -d github.com/Azure/azure-sdk-for-go/...
この時、Azure/go-autorestもインストール&最新化されます。