#概要
Googleが提供するFirebaseは、モバイル用のmBaaSであったり、Webの静的コンテンツのホスティングにおいて非常に魅力のある製品です。
更にスモールビジネスであれば、過剰とも思える無料枠の大きさで、0円での運用が可能です。
しかし、サービスの成長や、CloudFunctionsから外部へリクエストを投げたいときに従量課金制への移行を検討することになります。
今回はそんな場面に遭遇した際に、実はお試し用のクレジットをゲットする方法があるお話です
#読者対象
- 一度もFirebaseのBlaze プラン(従量制)に移行していないFirebaseユーザー
- まだGCP(Google Cloud Platform)を利用していないFirebaseユーザー
残念ながら?上記に当てはまらないユーザーの方はクレジットをゲットできません。
後者に該当しない方は既に獲得しているはずで、前者に該当しない方は権利放棄した状態の可能性があります。
こちらについては、次の記事を見るともしかしたら救済されるかもしれません。
サポートに問い合わせを行い、クレジットを付与されるまでの過程を記事にしています。
わたしも救済された一人なのです
https://qiita.com/qrusadorz/items/c5d2a850c4e630cdc523
#What should I do?
##裏ワザのからくり
ゲットする前に、からくりを知る必要があります。
既にヒントは出ていますが、裏ワザのポイントはGCP(Google Cloud Platform)です。
GCPはクラウド戦争の最中で、シェア拡大のために実施されている大盤振る舞いなプログラムを活用します。
具体的には、GCPの12 か月間 $300 分の無料トライアルです。
https://cloud.google.com/free/docs/gcp-free-tier?hl=ja#free-trial
一見Firebaseとは無関係に思えます。
私も実際請求されるまでは、このクレジットはFirebaseで使用できるのか確信がありませんでした。
質問するにもサービス間の話であるため、どちらに質問すればいいのかわからず質問できませんでした。
しかし、Firebasaeでの課金が発生し、請求が来たことで確定しました。
まず、FirebaseをBlazeプランに移行するとGCPでクレジットカードの登録を行うので、請求書の類はGCPの方で確認することになります。(GoogleがFirebaseを買収したという話を知らないとややこしい)
見ていただきたいのは請求項目の一つ目で、Firebase Hostingの外部送信データに対して課金が発生している点です。
そして、項目の上下に残高がありますが、開始残高から最終残高の差額にFirebase Hosting分が含まれていることは計算すればわかると思ます。
私は既に無料クレジットをゲットしているため、その無料クレジットから引かれて、クレジットカードからは引き落としされていません。
##How to get
やるべきことは一つ。Blazeプラン移行前にGCPの無料トライアル登録を行うこと。
Firebaseの有料プラン変更はGCPの無料トライアルへの権利放棄となるため、絶対にFirebaseのプランを先に変更してはならない。
いずれかのGCPのページに飛べば恐らくAppBarの直下に、無料トライアル登録しませんか?のお知らせが表示されいるはずです。(私は課金移行してもう見れないのではず締め)
FirebaseのFunctions、Storage、Firestoreの使用状況のグラフの下にView quotaのリンクがあるので、それで遷移すればGCPに飛びます。
またはFirebaseにログインした状態で、別タブで次のURLにアクセスすればOKのはずです。
https://console.cloud.google.com/home/dashboard
#まとめ
この記事を見てがっかりした方、ハッピーになった方、すでに知っていた方それぞれかと思います。
救済過程の記事へもリンク張っておいたので、一人でも多くの人がハッピーになれたらなと思います。
ちなみに無料クレジットは12か月間の有効期限があるため、有効に活用しましょう。(お前全然使ってないやんの突っ込みはなしで)
Have a gread day!