Overview
Google AnalyticsにユーザーのIPアドレスをイベントとして送信するようにしたら、直帰率が20%程度から1%台にまで激減。
上記を含めた多数のアップデートにユーザーの満足度が劇的に向上したんだ!と思ったら、意図しない不正の直帰率になっていた話です。
私はGoogle Analyticsのドキュメントを大して読み込んでないため、初心者向けの記事になります。
gtag.jsのnon_interactionパラメータをご存知の方は読む必要ありません。
Target reader
- 運営サイトの直帰率が異常に低い方。
- non_interactionを知らない方。
Prerequisite
- gtag.jsを利用します。
検索してみると、@konyさんがanalytics.jsの方で記事を書かれていました。
analytics.jsを利用されている方は、こちらでいいと思います。
https://qiita.com/kony/items/84360e0af8849eaa56e1
Body
どうしてIPアドレスを送信したイベントが直帰率を劇的に低下させたのか?
「直帰」は、インタラクション ヒットが 1 つしか含まれないセッションとして定義されます。イベントヒットは既定ではインタラクション ヒットと見なされ、直帰率の計算に含められます。しかし、ここでパラメータの値を true に設定すると、このようなイベントヒットがインタラクション ヒットとは見なされなくなります。この法則を利用することで、イベントを含むページの直帰率の計算を調整できます。値を true に設定した場合は、非インタラクションのイベントがタグ設定された 1 ページのセッションは、ユーザーがセッション中に当該イベントをトリガーした場合でも、直帰にカウントされます。逆に、このオプションを省略すると、イベント測定が設定された 1 ページのセッションは、同じセッション中にユーザーがイベントをトリガーした場合は直帰にカウントされなくなります。
簡単に言うと、イベントはデフォルトでは重要なイベントとされており、イベントが送信された時点で非直帰扱いになるということですね。
解決方法
gtag('event', 'video_auto_play_start', {
'event_label': 'My promotional video',
'event_category': 'video_auto_play',
'non_interaction': true
});
non_interactionをtrueに設定することで、このイベントは直帰を打ち消すレベルのイベントではないと伝えることができるということですね。
Conclusion
gtag.jsのAPIリファレンスにはnon_interactionパラメータの解説もないようなので気を付けたいところです。
Google Analyticsのドキュメントしっかり読んでいれば回避できるものなのかもしれませんが
もし高い直帰率に遭遇したらイベント送信している個所をチェックしてみてください。
Have a great day!