動画ファイルを少しだけ切り出したい、SNS 用に短くしたい、長い録画を章ごとに分けたい。こういう作業はよくあります。
ただ、オンライン動画編集サービスにファイルをアップロードするのが不安な場面もあります。社内資料、未公開コンテンツ、個人の動画などは、できれば外部サーバーに送らずに処理したいところです。
この記事では、ブラウザ上だけで動画を分割するワークフローを紹介します。ポイントは、動画ファイルを外部にアップロードせず、ローカル環境で処理を完結させることです。
この記事で扱うこと
この記事では、次のような用途を想定しています。
- 長い録画から一部だけを切り出したい
- SNS 投稿用に動画を短くしたい
- 会議・講義・チュートリアル動画を章ごとに分けたい
- インストール不要で軽く動画編集したい
- ファイルを外部サーバーにアップロードしたくない
本格的な動画編集ではなく、ちょっとした分割・切り出し作業を安全に済ませるための手順です。
なぜ「アップロード不要」が重要なのか
一般的なオンライン動画編集ツールでは、次のような流れになります。
- 動画ファイルをサーバーにアップロードする
- サーバー側で変換・分割する
- 処理後のファイルをダウンロードする
この方式は便利ですが、いくつか気になる点があります。
- ファイルサイズが大きいとアップロードに時間がかかる
- ネットワーク環境に処理速度が左右される
- 社内資料や未公開動画を外部サーバーに置きたくない
- 処理後のファイル管理ポリシーがサービス側に依存する
一方、ブラウザ内で処理する方式なら、動画ファイルを外部へ送らずに作業できます。短い動画の切り出しや簡単な分割であれば、この方法で十分なケースも多いです。
使うツール
今回は AI Toolbox Video Splitter を使います。
- 日本語ページ: https://ai-toolbox.ai/ja/tools/video-splitter
- 英語ページ: https://ai-toolbox.ai/tools/video-splitter
AI Toolbox は、動画・画像・音声をブラウザ上で処理できる無料ツール集です。動画分割、動画変換、音声抽出、画像切り抜きなどのツールがあります。
動画を分割する手順
1. Video Splitter を開く
まず、次のページを開きます。
2. 動画ファイルを選択する
分割したい動画ファイルを選択します。
ブラウザ内で処理するため、ファイルをアップロードするタイプのツールよりも心理的なハードルが低いです。機密性の高い動画を扱う場合でも、まずローカル処理型の選択肢を検討できます。
3. 切り出す範囲を指定する
開始時間と終了時間を指定します。
たとえば、次のような使い方です。
-
00:10から01:20までを切り出す - 長い録画の冒頭だけを削る
- 必要なシーンだけを短い動画として保存する
4. 分割処理を実行する
設定を確認して処理を実行します。
ブラウザ内処理では、端末の CPU やメモリ性能が処理速度に影響します。大きな動画や長時間動画を扱う場合は、スマートフォンよりもデスクトップブラウザの方が安定しやすいです。
5. 結果をダウンロードする
処理が終わったら、分割された動画ファイルをダウンロードします。
重要な動画を扱う場合は、元ファイルを残したまま作業するのがおすすめです。
向いている用途
この方法は、次のような場面に向いています。
- SNS 投稿用に動画を短くしたい
- 会議録画や講義動画を章ごとに分けたい
- サンプル動画だけを切り出したい
- アップロードしたくない個人・社内動画を処理したい
- 専用アプリをインストールせずに軽く編集したい
逆に、細かいタイムライン編集、複数トラック編集、字幕編集、色補正などを行う場合は、専用の動画編集ソフトを使った方がよいです。
注意点
ブラウザ内処理は便利ですが、万能ではありません。
- 非常に大きい動画では、端末のメモリを多く使う場合がある
- 古いスマートフォンでは処理が重くなることがある
- 長時間動画はデスクトップブラウザの方が安定しやすい
- ブラウザを閉じると処理が中断されることがある
そのため、長時間動画や重要な素材を扱う場合は、元ファイルをバックアップしてから作業するのが安全です。
まとめ
動画分割は、必ずしも専用ソフトやアップロード型サービスを使う必要はありません。
ブラウザ内で完結するツールを使えば、インストール不要で、外部サーバーへファイルを送らずに動画を処理できます。
プライバシーを重視したい場合や、軽い編集をすぐに済ませたい場合には、AI Toolbox Video Splitter のようなローカル処理型ツールが便利です。